阪東大橋

阪東大橋について

阪東大橋（ばんどうおおはし）は、大阪府大阪市に位置し、大阪内環状線（国道479号）の一部を成す橋です。この橋は鶴見区放出東2丁目と城東区諏訪1丁目を結ぶ重要な交通路で、第二寝屋川やJR片町線（学研都市線）をまたいでいます。橋の構造上、跨線橋としての機能も持っており、車両は高い位置を走行することができます。

この地域は、第二寝屋川と片町線を交差する道路が少なく、阪東大橋はその代替として利用されているため、周辺の交通において非常に重要な役割を果たしています。橋の中央部分には特異な形状のT字交差点があり、これにより東方向へ続くもう一つの道路が設けられています。この道路は、放出駅南口へと通じており、駅の改良に伴う再開発とともにアプローチ道路が設置された経緯があります。

橋の北側と南側にはそれぞれバス停が設けられており、大阪シティバスが運行しています。「放出住宅前」バス停は北側に、南側には「諏訪二丁目」バス停があります。しかし、放出駅南口にはバスが直接乗り入れていないため、利用者は阪東大橋を通る際には、少しの移動が必要です。

主要諸元

阪東大橋

• - 設置者: 大阪市
• - 架設年: 1963年（昭和38年）
• - 形式: 連続鋼床版箱桁橋
• - 橋長: 360.0m

阪東小橋

阪東大橋の東側には阪東小橋が存在し、こちらは1992年（平成4年）に設置されたPC桁橋です。橋長は29.5mで、初期の計画では歩行者専用としての機能も兼ね備えられています。拡幅工事が行われたものの、周辺住民からの要望に応える形で、現在でも歩行者専用として利用されています。

阪東大橋は、周辺の交通状況を大きく改善しており、通行する人々にとって不可欠なインフラとなっています。また、そのユニークな設計や地域の交通網に与える影響から、橋の存在感は特に高いと言えるでしょう。地域住民にとって便利な交通手段であり続けるための改善や保全が、今後も期待されます。

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