阿知須温泉

阿知須温泉について

阿知須温泉（あじすおんせん）は、山口県山口市の阿知須地区に位置する温泉地です。この温泉は、放射能泉（単純放射能冷鉱泉）で、訪れる人々に癒しを提供しています。ここでは、周辺環境や歴史について詳しく紹介します。

周辺環境

阿知須温泉は県道216号沿いに位置しており、アクセスが非常に便利です。近隣には「宇部72アジススパホテル」や「てしま旅館」があり、これらの施設では温泉を楽しむことができます。また、ゴルフ場も近くにあり、スポーツを楽しむ方にもおすすめの場所です。

温泉周辺には豊かな自然と観光名所が点在しています。阿知須駅の近くには「道の駅きららあじす」や、「山口きらら博記念公園」、「白壁の町並み」といった名所があり、観光や散策に最適です。特に白壁の町並みは歴史的な雰囲気を醸し出しており、訪れる価値があります。

歴史

阿知須温泉が位置する地区は、かつて「湯之河内」と呼ばれていました。附近の農村から訪れる湯治客が集まり、自然湧水を利用した「河内の湯」が存在していましたが、当時は採算が合わずその後、衰退してしまいます。

その後、昭和31年（1956）に当時の町長が温泉開発を行い、本格的な温泉が開設されることになります。最初は町営の温泉でしたが、赤字経営が続いたため、昭和34年（1959）に宇部興産に売却され、同社の子会社による運営が始まりました。

さらに、周囲の町有林を買収し、ゴルフ場が完成するなど、温泉地区の発展が続きました。昭和38年（1963）には温泉ホテルの本館が新築され、特にその年の山口国体では皇太子夫妻の宿所として使用されたことで、阿知須温泉の知名度が大幅に上昇しました。

しかし、2021年1月に宇部72アジススパホテルを運営していた宇部興産開発が解散を発表し、同ホテルは3月末に閉業しました。これにより、阿知須温泉の入浴施設は宿泊客のみに利用される「てしま旅館」だけとなりました。

アクセス

阿知須温泉へは、車を利用するのが最も便利です。山口宇部道路の阿知須ICから県道216号を通って約7分で到着します。交通アクセスが良好なため、日帰り温泉としても利用しやすいスポットです。

まとめ

山口県山口市の阿知須温泉は、歴史的背景を持ち、美しい自然と観光名所が点在している魅力的な温泉地です。特に、周辺の観光スポットを訪れた際には、ぜひとも阿知須温泉での入浴を楽しみたいものです。温泉の持つ癒しの力で、心身ともにリフレッシュすることができるでしょう。

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