阿賀野川大橋

阿賀野川大橋

阿賀野川大橋は、新潟県新潟市の阿賀野川に架かる、国道7号新新バイパスに属する橋梁です。東区一日市と北区濁川を結び、地域の重要な交通インフラとしての役割を担っています。

概要

新新バイパスの一日市ICと濁川ICの間に位置し、阿賀野川を跨ぐ形で架けられています。橋長は903メートルで、鋼連続桁橋という構造形式を採用しています。4車線の車道に加え、上流側と下流側の両方に歩道が設けられています。東詰側では、隣接する新井郷川分水路に架かる新井郷川橋（橋長65メートル）を介して濁川ICへと接続しています。

阿賀野川において、河口から数えて3番目に位置する橋であり、下流側には国道113号のござれや阿賀橋、上流側には新潟県道3号の泰平橋が架かっています。

構造

形式: 鋼4径間連続RC床版箱桁橋3連
橋長: 903.000 m
支間割: 3 × (4 × 74.900 m)
幅員: 23.250 m
車線数: 4車線
歩道: 両側2.000 m

施工

阿賀野川大橋は、時期を分けて建設されました。

1期橋: 松尾橋梁、三菱重工業、横河橋梁製作所
2期橋: 川田工業、高田機工、日本鋼管、日本車輌製造、松尾橋梁、三井造船、三菱重工業、宮地鐵工所、横河橋梁製作所
架設工法: 手延べ送出し工法（2期橋）

歴史

1977年、新新バイパスの海老ヶ瀬IC - 競馬場IC間の開通と同時に供用が開始されました。当初は暫定2車線での運用でしたが、1986年10月20日に4車線化され、全面的な竣工を迎えました。

阿賀野川大橋には歩道が併設されており、歩行者や自転車も通行可能です。しかし、両側の地上部から歩道に至る階段やスロープは狭く、通行量も少ないため、整備は十分とは言えません。開通当初は、歩道で釣りを楽しむ人が多く見られましたが、釣竿が通行車両に接触したり、釣り人が車両と衝突する事故が多発したため、現在は橋上での釣りは禁止されています。また、歩道部と車道部の間には段差が設けられているのみでしたが、2007年には歩道部に柵が増設され、安全対策が強化されました。

阿賀野川大橋は、新新バイパスの重要な構成要素として、新潟市の交通を支え続けています。

外部リンク

国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所
* 空から見た阿賀野川 - 国土交通省北陸地方整備局阿賀野川河川事務所

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