阿部良男

阿部良男（あべ よしお）は、1946年5月15日に宮城県石巻市で生まれ、2017年6月29日に71歳で亡くなった、元プロ野球選手です。ポジションは主に外野手でした。

宮城水産高校を卒業後、社会人野球のオール常磐（旧：常磐炭鉱）に進みました。1966年の都市対抗野球大会では、チームの準々決勝進出に貢献しましたが、日本石油に敗れました。この時のチームメイトには、後にプロ入りする矢部祐一がいました。

1968年のドラフト会議で、西鉄ライオンズから4位指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。1969年には一軍に定着し、主に右翼手や中堅手として69試合に先発出場。同年のジュニアオールスターにも選出されるなど、将来を嘱望される選手でした。

1971年には、開幕から一番打者として起用され、104試合に出場。翌1972年には中堅手のレギュラーポジションを獲得し、初の規定打席に到達、打率.256を記録しました。俊足巧打の選手として、チームに貢献しました。

しかし、1973年には福富邦夫の加入により出場機会が減少し、シーズンオフに藤井栄治との交換トレードで阪神タイガースへ移籍することになりました。阪神では1974年にわずか11試合の出場にとどまり、同年オフに自由契約となりました。

その後、1975年にロッテオリオンズへ移籍しましたが、一軍での出場機会はなく、二軍暮らしが続きました。同年オフに現役を引退しました。

引退後は、「明石良男（あかし よしお）」と改名し、福岡市で少年硬式野球チーム「糟屋ホワイトソックス」の指導者として、子供たちの育成に尽力しました。


年度別打撃成績

(省略)

在籍球団

西鉄ライオンズ（1969年 - 1972年）
太平洋クラブライオンズ（1973年）
阪神タイガース（1974年）
ロッテオリオンズ（1975年）


背番号
35 （1969年 - 1971年）
9 （1972年 - 1973年）
19 （1974年）
48 （1975年）


関連項目

宮城県出身の人物一覧
埼玉西武ライオンズの選手一覧
阪神タイガースの選手一覧
千葉ロッテマリーンズの選手一覧


外部リンク
* 個人年度別成績 阿部良男 - NPB.jp 日本野球機構

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