除害施設等管理責任者

除害施設等管理責任者について

除害施設等管理責任者（じょがいしせつとうかんりせきにんしゃ）とは、下水道法に基づき、除害施設や汚水処理施設の管理を責任を持って行うために必要な資格を指します。この資格は、地方自治体ごとに異なる要件が定められていますが、職務内容については類似性があります。

除害施設等管理責任者の役割

除害施設等管理責任者は、主に次のような役割を持っています。

• - 除害施設や汚水処理施設の維持管理
• - 水質改善のための適切な運営
• - 施設における法令遵守の確認
• - 運営報告書の作成と提出

これらの役割を果たすことで、地域の環境保全や公衆衛生の向上に寄与します。さらに、自治体によっては、特定の専門知識や資格を証明する必要があります。

資格要件

資格要件は地域によって異なりますが、以下のような求められる条件が挙げられます。

横浜市

1. 公害防止管理者の資格（水質1種または水質2種）を有すること。
2. 除害施設等管理責任者資格認定講習の修了者であること。
3. 市長によって適当と認められる他の資格を保有する者。

さいたま市

1. 公害防止管理者資格（水質1種から第4種）取得者。
2. 下水道法施行令第15条の3に合致する者。
3. 大学で衛生工学を学んだ者。
4. 技術士二次試験の合格者。
5. 除害施設等の管理に関する講習を修了した者。

東京都

東京都では「水質管理責任者」という名称で呼ばれています。
1. 1日30リットルを超える汚水処理施設相当の管理を行う資格者。
2. 水質関係の公害防止管理者資格を有する者。
3. 東京都公害防止管理者資格を有する者。
4. 当局が行う指定講習の修了者。
5. 1日30リットル以下の汚水処理施設等に関しても、上記いずれかの資格を保有していることが必要です。
6. 特別管理産業廃棄物管理責任者に係る講習の修了者。

関連項目

• - 下水道とは、家庭や産業から排出された汚水を効率的に処理するための施設です。
• - 下水道技術検定は、これらの施設において求められる技術や知識を評価するための試験です。

外部リンク

• - 除害施設等管理責任者（横浜市）
• - 水質管理責任者（東京都下水道局）
• - 下水道の仕組み（日本下水道協会）

まとめ

除害施設等管理責任者は、環境の保護や公衆衛生の維持に重要な役割を果たす職務です。地域によって異なる資格要件を満たすことが求められますが、いずれも同様の責任感と専門性を要します。

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