陶山章央

陶山章央 (すやま あきお)

陶山章央は、1968年7月8日生まれの日本の声優です。本名も同じく陶山章央で、出身地は大阪府豊中市です。声優事務所シグマ・セブンに所属しており、その個性的な声と関西弁を活かして数多くのキャラクターを演じてきました。

経歴

陶山は青春時代をアニメと共に過ごし、特に高校生の頃にはアニメ関連のイベントに頻繁に参加していました。友人から誘われて訪れた勝田声優学院の忘年会で、横山智佐と出会います。この時、横山から「陶山くんも声優を目指しなよ」と勧められたことが、声優業を志すきっかけとなりました。その後、勝田声優学院や江崎プロダクションの養成所を経て、シグマ・セブンの短期講習を受け、声優としての活動をスタートさせます。1994年にはアニメ『マクロス7』でフィジカ役を担当し、初めて名前のある役に出演しました。

人物と特徴

陶山の声の特徴は、ハスキーボイスです。この声質から、主に子どもや大人の悪役、時には太ったキャラクターなどの役を多く演じることが多いです。また、関西弁を生かしたキャラクターにもよく出演しています。27歳の時にオーディションで合格した『超者ライディーン』の鷹城電光役でも関西弁を使い、役に命を吹き込むために心掛けたと語っています。

特に特撮作品への出演も多く、里帰りした『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕』ではアヤカシ・デメバクトの声を担当しました。監督からは「個性的な声」を求められ、自身も演技に工夫を凝らしました。結果的に個性的でユニークな敵怪人を演じることに成功しました。以降、スーパー戦隊シリーズにおいて悪役を何度も演じています。

時にはアニメ以外のメディアでも活動があり、トレーディングカードゲーム『マジック：ザ・ギャザリング』のコーナーを担当していたこともあります。このような活動を通じて、ファンとの交流を重視し、コスプレイヤーにカードゲームの楽しさを教える姿勢を見せました。

エピソード

陶山は声優としての活動に加えて、趣味にも多彩な面があります。Xbox 360の熱心なファンであり、プレイしているゲーム『Halo 3』についても公言しています。また、ハロープロジェクトのアイドルや久住小春のファンでもあり、コンサートに参加した際の感想などをTwitterに投稿することでも知られています。

声優活動が本格化する前は、横山の紹介でアルバイトをしており、その際に『サクラ大戦』の大神一郎役に抜擢されたエピソードもあります。新人であることを活かして全力で熱演した結果、役が続くことになりました。このように、陶山のキャリアは数々の偶然と努力の積み重ねによって築かれているのです。

また、陶山はイベントでのジャグリングパフォーマンスでも知られ、これを新人時代から続けており、共演者に教えることもしばしばあるようです。2007年には武道館ライブでのアクシデントもありましたが、幸運にも大けがには至りませんでした。彼の道のりは、数多くの経験と共に形成されてきました。

出演作品

陶山はこれまでに多くのアニメやゲーム、特撮作品に参加しており、特に『サクラ大戦』シリーズや『名探偵コナン』などでの存在感が光ります。年代やジャンルを問わず多岐にわたるキャラクターを演じ続けており、その結果、ファンからも熱く支持されています。今後の彼の活動にも注目です。

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