陸上自衛隊広報センター

陸上自衛隊広報センター

概要

陸上自衛隊広報センターは、東京都と埼玉県にまたがる朝霞駐屯地内にある博物館および広報施設です。その愛称「りっくんランド」は、マスコットキャラクターの「りっくん」に由来しています。館のコンセプトは「見て、触れて、体感して」というものであり、来館者が自衛隊の活動や装備について理解を深めることを目指しています。

このセンターは2002年4月に開館し、長崎や静岡の自衛隊広報館に次いで全国で3番目の大規模広報施設として位置づけられています。入館は無料ですが、来館時には代表者の氏名、年齢、性別の記入が必要です。

展示内容

陸上自衛隊の主要な装備や機材が数多く展示されており、来館者はさまざまな体験を楽しむことができます。例えば、10式戦車や20式小銃などの実物展示に加え、地下指揮所の再現も行われています。さらに、服装や装備品を試着したり、射撃シミュレーターでの体験を行ったりするコーナーも設けられています。

シアターの利用

オープンシアターや3Dシアターでは、陸上自衛隊の日常的な訓練の様子や国際平和維持活動、さらには自衛隊音楽まつりの映像が上映され、来館者に自衛隊の多面的な活動を紹介しています。

アクセスと駐車場

朝霞駐屯地の朝霞門から入るとすぐ右手にセンターがあります。訪問者のための駐車場は普通車40台とバス5台分が無料で提供されており、バイクや自転車の駐輪スペースもあります。交通機関を利用する場合、最寄り駅から徒歩でのアクセスが可能です。

リニューアルと来館者数の変化

2020年春にはセンターの一時閉館があり、館内のリニューアル工事が行われました。この際、最新の16式機動戦闘車が展示されることになり、展示内容が充実しました。しかし、工事完了後も新型コロナウイルスの影響で一時的に閉館が続いたため、訪問者数は一時的に減少しました。

有料化実験

2009年には、行政刷新会議による議論の結果、当館の入場料の有料化が提案され、来館者数は一時的に増加しましたが、実際に2010年には入場料の有料化が施行されました。しかし入場者数が減少したため、この実験は早期に終了し、再び無料での入館が実施されています。

主要な展示品

• - 1階: 16式機動戦闘車、AH-1S対戦車ヘリコプター、射撃シミュレーター、服装体験コーナーなど
• - 2階: 自衛隊の組織や役割に関する展示、研修室、会議室など
• - 屋外展示: 10式戦車、90式戦車、UH-1H多用途ヘリコプターなどの大型車両も展示されています。

振武臺記念館

広報センターに隣接して、旧陸軍予科士官学校の資料を展示する振武臺記念館もあり、こちらも時間帯に応じて見学が可能です。

自衛隊に興味のある方や新しい体験を求める方にとって、陸上自衛隊広報センターは非常に魅力的なスポットであり、さまざまな教育体験が詰まっています。

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