陸奥錦秀二郎

陸奥錦秀二郎（むつにしき しゅうじろう）は、1906年1月25日に青森県南津軽郡平賀町（現在の平川市）で生まれ、1974年2月19日に亡くなった大相撲力士です。本名は鎌田修二郎で、旧姓は今井でした。

1920年5月に振分部屋から初土俵を踏み、1933年5月に十両に昇進しました。十両には13場所在位し、同じ部屋の鷹城山と長く十両を務めました。西十両筆頭まで番付を上げましたが、残念ながら入幕は果たせませんでした。1940年1月に引退し、浪ノ音健藏の養子となり12代玉ノ井を襲名しました。

一時的に振分部屋を継承し玉ノ井部屋を経営しましたが、すぐに弟子を返しています。その後は木戸主任などを務め、1971年1月に定年退職しました。

現役時代は、170cm、95kgという体格で、その大きな鼾はよく知られていました。

主な成績

十両在位：13場所
十両成績：73勝86敗

改名歴

鷹ノ国
陸奥錦

参考文献

小池謙二『大相撲星取大鑑』昭和編第1巻、医聖社、1986年
昭和の大相撲刊行委員会/編『昭和の大相撲 資料編』TBSブリタニカ、1989年

関連項目

* 大相撲力士一覧

陸奥錦秀二郎は、その相撲人生を通じて、多くの人々に記憶される力士でした。特に、十両での活躍や、引退後の年寄としての活動は、相撲界に貢献しました。また、その特徴的な鼾も、彼の人物像を語る上で欠かせないエピソードです。

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