陸軍歩兵学校 (アメリカ合衆国)

アメリカ陸軍歩兵学校

アメリカ陸軍歩兵学校（United States Army Infantry School）は、ジョージア州フォート・ベニングに所在する、歩兵の教育訓練を専門とするアメリカ陸軍の学校です。

組織

現在の主な編成は以下の通りです。

第197歩兵旅団

第29歩兵連隊第2大隊
第46歩兵連隊第1大隊
第47歩兵連隊第2大隊
第47歩兵連隊第3大隊
第54歩兵連隊第3大隊

第198歩兵旅団

第19歩兵連隊第1大隊
第19歩兵連隊第2大隊
第50歩兵連隊第1大隊
第54歩兵連隊第2大隊
第58歩兵連隊第2大隊

第197歩兵旅団と第198歩兵旅団は、民間人を対象に、陸軍の価値観、基礎的な兵士のスキル、体力、人格、自信、献身、そして戦士の倫理観を訓練し、任務を遂行できる適応性と柔軟性を備えた歩兵へと育成します。そのため、これらの旅団は歩兵科の新兵に対して、22週間のアメリカ陸軍基礎訓練を実施しています。

第199歩兵旅団(学校教育を担当)

第199旅団本部及び本部中隊
機動大尉専門課程
留学生訓練派遣隊
幹部候補生学校（米陸軍）
第11歩兵連隊 第2大隊 (歩兵幹部初級課程(IBOLC))
第11歩兵連隊 第3大隊 (幹部候補生学校 (OCS))
第16騎兵連隊 第2大隊 (機甲幹部初級課程(ABOLC))
第81機甲連隊 第3大隊 (機動中核的研究拠点)
Henry Caro下士官アカデミー
機動シニアリーダー課程 (M-SLC)
上級リーダー課程 (ALC)
初級リーダー課程 (BLC)

第199歩兵旅団は、陸軍の価値観を体現し、陸軍という職業を受け入れ、多様な組織に影響を与えることができる適応力のあるリーダーを育成することを目的としています。これらのリーダーは、視覚化、説明、指導、戦術的作戦の評価能力を持ち、ミッション・コマンドの哲学を理解しています。歩兵幹部初級課程では、選抜射手、機関銃手、戦術、計画策定を含む基本的な歩兵技能の教育が行われます。

空挺・レンジャー訓練旅団（レンジャー学校）

第4レンジャー訓練大隊 (駐屯地訓練)
第5レンジャー訓練大隊 (山地訓練)
第6レンジャー訓練大隊 (湿地訓練、キャンプ・ラダー、フロリダ州エグリン空軍基地)
第507落下傘歩兵連隊 第1大隊
空挺学校
降下長学校
降下誘導員学校
落下傘展示チーム-シルヴァーウィング

空挺・レンジャー訓練旅団は、レンジャー、空挺、降下長、降下誘導員の課程を訓練し、陸軍の戦闘能力、戦術スキル、リーダーシップを向上させることを目的としています。国防総省とアメリカ陸軍に、高度な訓練を受け、戦闘に即応できる兵士を送り出す際に、兵士には専門技能を示す記章が授与されます。

諸職種協同・戦術局(CATD)

作戦・訓練/G-3局
歩兵主唱事務所(Office of Infantry Proponency (OIP))：2003年から「戦士の倫理」プログラムを開始。

特別な編成

歩兵学校の職種専門課程（ブラッドレー、ストライカー、重火器、狙撃など）は、機動中核的研究拠点(MCoE)の管轄下で、機甲学校所属の第316騎兵旅団第29歩兵連隊が担当します。この体制は、2007年7月の陸軍再編と2013年12月12日の部隊改編により、部隊が統合・整理された結果です。

歩兵科部長

歩兵科部長は、学校と学校本部の主唱者としての役割を担います。

関連項目

インファントリー (雑誌)
アメリカ陸軍諸職種協同センター
合衆国陸軍野戦砲兵学校

外部リンク

U.S. Army Infantry School

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