陸軍記念日

陸軍記念日とは

陸軍記念日とは、かつて存在した、陸軍の勝利を祝う記念日です。特に戦前の日本では、3月10日が陸軍記念日として定められていました。

戦前日本における陸軍記念日

日本の陸軍記念日は、1905年（明治38年）3月10日の日露戦争・奉天会戦における大日本帝国陸軍の勝利を記念して制定されました。この日、日本軍は奉天（現在の瀋陽）を占領し、奉天城に入城しました。翌1906年（明治39年）の3月10日が、最初の陸軍記念日となりました。

日露戦争においては、海軍も日本海海戦で勝利を収めており、海軍の勝利を記念する海軍記念日は5月27日に定められました。

しかし、1945年（昭和20年）3月10日の東京大空襲は、この陸軍記念日を狙って行われたという説が存在します。当時、日本国内では陸軍記念日にアメリカ軍の大規模な攻撃があるという噂が広まっており、戦後になってこの噂が事実であったかのように語られることもありました。日本国内にはこの説を支持する書籍や資料も存在しますが、アメリカ側の資料では確認されていません。

陸軍記念日は、第二次世界大戦後の1946年（昭和21年）に、海軍記念日と共に廃止されました。

世界の陸軍記念日

日本以外にも、陸軍に関連する記念日を持つ国は存在します。

アメリカ合衆国：かつては4月6日が陸軍記念日でしたが、1950年以降に廃止され、5月の第3土曜日の軍隊記念日（Armed Forces Day）に統合されました。
チリ：9月19日が「陸軍栄光の日」（Día de las Glorias del Ejército）として祝われています。

関連項目

軍隊記念日
海軍記念日
* 陸軍記念日を祝う歌（Wikipedia）

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