障子久美

障子久美：静寂のリズムを奏でるシンガーソングライター

障子久美（しょうじ くみ）は、1964年5月25日生まれ、滋賀県彦根市出身のシンガーソングライターです。血液型はAB型。彼女の音楽の道は、松任谷正隆が主宰する「マイカ・ミュージック・ラボラトリー」から始まりました。

デビューまでの道のり

1983年と1984年、障子はヤマハポピュラーソングコンテスト滋賀県大会で2年連続最優秀賞を受賞。故郷でOLとして働いた後、上京。音楽プロデューサー松任谷正隆に才能を見出され、会社勤めの傍ら、マイカ・ミュージック・ラボラトリーで、作詞、作曲、編曲の技術を磨きました。そして1990年2月21日、ビクター音楽産業のinvitationレーベルから、松任谷正隆プロデュースによるアルバム『RHYTHM OF SILENCE』でデビューを果たします。

音楽活動と楽曲提供

デビュー後も、障子はコンスタントに作品をリリースし、音楽活動を続けました。また、楽曲提供も積極的に行い、その才能を発揮。松任谷由実のアルバム「天国のドア」に収録された同名曲では、コーラスとして参加しています。

1991年に発売されたシングル「あの頃のように」は、テレビドラマ『それでも家を買いました』の主題歌に起用され、大きなヒットとなりました。その後、1995年に日本コロムビアのinterfaceレーベルへ、2000年にはメディアリングへと移籍し、作品を発表し続けましたが、2001年発売のベストアルバム『The BEST OF』を最後に、新譜のリリースは途絶えています。

過去作品の再評価

日本コロムビアから発売された2枚のアルバムは、2009年1月にR盤として再リリースされました。ビクター時代の作品は、2009年9月16日に発売された『ゴールデン☆ベスト kumi showji in Victor Years』のみでしたが、2020年9月2日には、MEG-CDからシングル・アルバムを含む過去の全作品が一斉に再発売され、同年10月14日からは配信も開始されました。しかし、メディアリングから発売された作品は、同社が2007年に解散したため、2021年現在、入手が非常に困難な状況となっています。

ディスコグラフィ

シングル
アルバム
オリジナル・アルバム
ベスト・アルバム

タイアップ

あの頃のように（テレビドラマ『それでも家を買いました』主題歌）

楽曲提供

石井聖子「許してI MISS YOU」（作詞・作曲）
西野妙子「雨に撃たれて」「くやし涙の純情」（作曲）
渕上祥人「REACHING FOR THE LOVE」（作詞・作曲）
前田愛「いつでも逢えるから」（作曲）
松下萌子「BREAK THROUGH」（作詞・作曲）
* モモクロビック「最後のフォトグラフ」（作詞・作曲）

障子久美の音楽は、静けさの中に力強さを秘めた、心に響くメロディが特徴です。彼女の作品は、時代を超えて、多くの人々の心に寄り添い続けています。

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