障害者職業総合センター

障害者職業総合センターについて

障害者職業総合センター（NIVR）は、1991年に千葉市美浜区に設立され、障害者の雇用促進や職業生活の自立を支援するための国の機関です。これは「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づいており、厚生労働省が所管する独立行政法人である高齢・障害・求職者雇用支援機構（JEED）が運営を行っています。センターは、日本全国に広がる障害者職業センターのネットワークの中核として機能し、障害者が自立した職業生活を送るための支援を行っています。

業務内容

障害者職業総合センターの主な業務は、以下のように多岐にわたります。

1. 職業リハビリテーションに関する調査及び研究 ここでは、障害者に適した職業リハビリテーションの方法や効果についての研究が行われ、実際の支援に活用されています。

2. 障害者の雇用に関する情報の収集、分析及び提供 センターは、障害者の雇用状況や職場環境に関するデータを集め、分析結果を公開しています。これにより、障害者の雇用を推進するための知識を提供しています。

3. 職業カウンセラーや職場適応援助者の養成及び研修 センターは、専門的な職業カウンセリングができるプロフェッショナルを育成し、研修などを通じてそのスキルを向上させています。

4. 関係機関に対する技術的な助言・指導 広域障害者職業センターや地域センターなど、多くの関連機関に対して、職業リハビリテーションに関する専門的な知見を提供しています。

5. 障害者への職業評価や訓練の実施 障害者が職業に適した能力を評価し、必要な職業スキルを身につけるための訓練や職業講習を行います。

6. 事業主に対する助言・指導 障害者を雇用している事業主に対し、雇用管理や職場適応に関する助言を行い、より良い雇用環境をつくる支援も実施しています。

調査研究成果の公開

センターが行った調査研究の成果は、定期的にホームページで公開されています。これにより、広く一般に情報が提供され、障害者雇用に関する理解と関心が高まることが期待されています。

障害者職業総合センターは、障害者が職業を通じて自立した生活を送るための重要な役割を果たしている機関であり、今後もさらなる支援とサービスの充実が図られることでしょう。

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