雄山閣

株式会社雄山閣

株式会社雄山閣（ゆうざんかく）は、東京都千代田区に拠点を置く日本の出版社です。1916年に創立され、以来日本の歴史、宗教、民俗学、考古学に関する多岐にわたる書籍を出版してきました。

沿革

雄山閣の歴史は1916年に始まります。山梨県甲府市出身の長坂金雄が「国史講習会」を設立したのがその起源です。1920年には社名を「雄山閣」に変更し、同社のアイデンティティを確立しました。1947年に戦争の影響で一時出版活動が停止したものの、戦後の復興期には速やかに活動を再開し、より多くの著書を世に送り出しました。

1982年には、考古学に特化した雑誌『季刊考古学』を創刊し、以後定期刊行を続けています。1989年には新社屋が完成し、より多様な出版活動の拡充が図られました。2001年には、雄山閣出版と雄山閣事業出版を統合し、現在の株式会社雄山閣として法人化されています。

主な出版物

雄山閣は日本の伝統文化や歴史に関する重要な出版を行っています。代表的な出版物には、以下のような書籍があります。

• - 大日本地誌大系：日本全域に関する詳細な地理情報を収めたシリーズ。
• - 論集日本仏教史：日本における仏教の発展をテーマにした論考集。
• - 民衆宗教史叢書：一般大衆と宗教の関係を探るための研究集。
• - プリニウスの博物誌（全3巻）：古代ローマの自然史と文化を記録した重要な著作の日本語訳。

これらの出版物は、専門家から一般読者まで多くの人々に読まれ、知識の普及に寄与しています。

雑誌

雄山閣が発行する『季刊考古学』は、毎年1月、4月、7月、10月の25日に発売されており、考古学に関する最新の研究や情報を提供しています。この雑誌は2007年に創刊100号を迎え、多くの考古学者や愛好者に支持されています。

まとめ

株式会社雄山閣は、長い歴史を持つ出版社であり、専門性の高い書籍や定期刊行物を通じて、歴史や文化に関する知識を広めています。日本の歴史や文化に興味がある方にとって、非常に貴重な情報源となっています。雄山閣の製品は、学術研究や教育活動においても広く利用されており、これからもその発展が期待されます。

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