雅夢(がむ)
雅夢は、
1980年代前半に活躍した日本の
フォークデュオです。叙情的な歌詞と美しいハーモニーが特徴で、「愛はかげろう」などのヒット曲で知られています。
メンバー
三浦和人(みうら かずと):1958年6月10日生まれ。ボーカルとギターを担当。
中川敏一(なかがわ としかず):
1957年4月18日生まれ。ギターとボーカルを担当。
三重県四日市市出身。高校卒業後、放浪生活を経て
音楽の道へ。
ジェームス・テイラーに影響を受け、
中京大学入学後に
音楽活動を本格化させました。
来歴
中学3年生の時、三浦はかぐや姫の「神田川」を、中川は
吉田拓郎の「
結婚しようよ」を聴き、フォークミュージックに魅了されました。
中京大学在学中、名古屋の
ライブハウスで歌うようになり、中川のフォークグループ解散後、三浦の歌声とオリジナル曲に惹かれた中川がデュオを結成。グループ名は、三浦がよく利用していた喫茶店の名前から名付けられました。当初からオリジナル曲のみを演奏することにこだわっていました。
1980年5月、第19回
ヤマハポピュラーソングコンテストつま恋本選会で「愛はかげろう」を披露し、優秀曲賞を受賞。同年
9月25日に同曲でデビューし、翌年にかけて69.1万枚を売り上げる大ヒットとなりました。
1981年2月には、シングル「悲しくて」をリリースし、16.2万枚を売り上げました。その後も、「浮雲」「秋時雨」などのシングルを発表。4月には1stアルバム『夢つづり』を発売、年内には2ndアルバム『風花』もリリースしました。
1982年4月、シングル「追いかけて」をリリース。11月には3rdアルバム『帰らぬ河のほとりで』を発売。
1983年には、「霧雨の旅人」や「夕映えよ心の鳩を抱け」などのシングルを発表。10月には4thアルバム『感傷気分』をリリースしました。
1984年12月、9枚のシングルと7枚のアルバムをリリースし、コンサートを最後に解散。三浦は1982年頃に三浦雄也と改名しましたが、後に本名の三浦和人としてソロ活動を続けています。
2000年11月には、三浦和人が「夢で逢いたいから」をセルフ
カバーし、コンピレーションアルバム『富良野チャペルコンサート』に収録されました。
2003年には、「愛はかげろう」が
韓国ドラマ「
冬のソナタ」の
主題歌との類似性が話題となりました。
2005年には、
白羽玲子によって「愛はかげろう」が
カバーされています。
ディスコグラフィー
シングル
愛はかげろう(1980年)
悲しくて(
1981年)
浮雲(1981年)
秋時雨(
1981年)
追いかけて(1982年)
霧雨の旅人(
1983年)
夕映えよ心の鳩を抱け(1983年)
アルバム
オリジナルアルバム
夢つづり(
1981年)
風花(1981年)
帰らぬ河のほとりで(1982年)
感傷気分(1983年)
ベストアルバム
ライブアルバム
タイアップ
脚注
注釈
出典
関連項目
1980年の
音楽#デビュー - 同じ年にデビューした歌手
外部リンク
*
Kazuto MIURA Official Web - 三浦和人オフィシャルウェブ