愛はかげろう

愛はかげろう



「愛はかげろう」は、フォークデュオ雅夢のデビューシングルとして1980年9月25日にリリースされました。テイチクレコード/ユニオンレコードからの発売です。

解説



この曲は、1980年5月に開催された『第19回ヤマハポピュラーソングコンテスト』で優秀曲賞を受賞したことで注目を集めました。コンテスト後には、『世界歌謡祭』への出場も検討されましたが、楽曲のイメージに合う秋のリリースを優先したため、見送られました。

作詞・作曲を手掛けた三浦和人さんのインタビューによると、この曲は失恋の痛みを乗り越えるために書かれたそうです。男性的な言葉で表現すると力強くなりすぎるため、あえて女性的な言葉を使い、繊細な心情を表現したとのことです。また、サビの部分が完成したときには、ヒットする確信があったと語っています。この曲は三浦さんにとって、音楽家としてのチャンスを掴むきっかけになった、特別な曲だと言えるでしょう。

2002年には、韓国ドラマ冬のソナタ』の主題歌「最初から今まで」のサビが、「愛はかげろう」に似ていると話題になりました。この件については様々な意見がありますが、それだけ多くの人に愛されるメロディーだという証拠かもしれません。

記録



「愛はかげろう」は、1981年に入ってからオリコンチャートで週間3位まで上昇し、61.9万枚を売り上げました。1981年の年間ランキングでは13位にランクインし、雅夢シングルとしては最大の売上を記録しています。また、TBS系列の音楽番組『ザ・ベストテン』にも1980年11月27日に初登場し、最高3位まで上昇、12週連続でランクインしました。1981年上半期の年間ランキングでは22位にランクインしています。

収録曲



この曲は、雅夢の2人によって歌われています。また、三浦和人さんによるセルフカバーも存在します。さらに、白羽玲子さんによるカバーもリリースされています。様々なアーティストによって歌い継がれている名曲と言えるでしょう。

タイアップ



ニッポン放送のラジオ番組『コッキーポップ』のテーマ曲としても使用されました(1980年8月〜10月)。

その他のカバー



多くのアーティストによってカバーされています。

関連項目



1980年の音楽
1981年の音楽
コッキーポップ
かげろう

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。