雑魚

雑魚（ざこ、ザコ、じゃこ）とは

「雑魚」という言葉は、複数の意味を持つ言葉です。

1. 魚の雑魚（ざこ）

主に商品価値の低い魚、特に小型の魚を指す総称として用いられます。具体的にどのような魚が「雑魚」と呼ばれるかは、地域や時代によって異なりますが、一般的には、食用としてあまり価値がないとされる魚や、大量に獲れるものの単価が低い魚などが該当します。

2. 人物の雑魚（ざこ）

転じて、大した人物ではない、取るに足らない人物を指す比喩表現としても用いられます。「小物」や「三下」などと同様の意味合いで、軽蔑や侮蔑のニュアンスを込めて使われることがあります。例えば、実力や地位のない人物を「あいつは雑魚だ」のように表現します。

3. 雑魚寝（ざこね）

狭い部屋に複数の人が寝ることを「雑魚寝」と言います。これは、身分の低い者たちが、雑多に寝る様子を連想させる言葉です。災害時や合宿などで、スペースが限られている場合に、やむを得ず雑魚寝をすることがあります。

4. ゲームキャラクターのザコ

任天堂の対戦型格闘ゲーム『ジョイメカファイト』には、「ザコ」という名前のロボットが登場します。これは、ゲームにおける「雑魚キャラクター」が由来となっていると考えられます。

5. 煮干しの雑魚（じゃこ）

煮干しの別名として「雑魚（じゃこ）」という言葉が使われることがあります。特に出汁を取るための煮干しは「出汁雑魚（だしじゃこ）」と呼ばれることがあります。また、イワシの稚魚であるシラスを乾燥させたものは「ちりめんじゃこ」として広く知られています。

関連情報

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Wikipedia:索引 さこ#さこ
Wikipedia:索引 しやこ#しやこ
三下
ジャコ(曖昧さ回避))

このように、「雑魚」という言葉は、魚の種類から人物の評価、ゲームキャラクター、食品まで、様々な意味を持つ多義的な言葉です。

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