雨宮敬

雨宮 敬 - 経歴とプレースタイル

雨宮 敬（あめみや たかし、1987年7月6日生まれ）は、山梨県出身の元プロ野球選手で、ポジションは投手です。右投右打で、育成選手として日本プロ野球（NPB）に所属していました。

経歴

高校時代

彼は山梨学院大学附属高等学校に在籍し、1年生の秋からエースとして活躍しました。3年生の夏には、山梨県の予選決勝で日本航空高に敗れ、準優勝。この時、甲子園出場の夢は叶いませんでしたが、彼は将来のプロ選手を目指して大学へ進学することに決めました。

大学時代

高校卒業後、雨宮は山梨学院大学に進学しました。大学1年生の春からリーグ戦に出場し、3年生の春には作新学院大学との試合でノーヒットノーランを達成します。4年生時には、元プロ野球選手であった高橋一三のもとでプレーしながら、プロ志望届を提出しましたが、指名されることはありませんでした。

プロ入り後

大学を卒業した彼は、BCリーグの新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに入団します。2010年には先発と救援の両方で41試合に登板し、特に後半からは抑えを任され、7セーブを記録しました。2011年シーズンには更なる成長を遂げ、前半は主に中継ぎとして活躍し、後半からは先発として8勝を上げました。この年の個人成績では、防御率1.79、11勝を挙げ、南和彰に次ぐリーグ2位となりました。

その後、彼は2011年のプロ野球育成ドラフトで読売ジャイアンツから指名を受け、育成選手として契約。その後、支配下選手としての登録は叶わず、2014年10月には戦力外通告を受けました。翌月には新潟アルビレックスへの復帰を発表し、2015年には再びBCリーグで7セーブを挙げましたが、2016年には任意引退を発表し、プロ野球生活に終止符を打ちました。

プレースタイルと人物

雨宮といえば、最速149km/hのストレートを誇り、スライダーやフォークも駆使した多彩な投球が特長です。父親の弘もまた、甲子園に出場した経歴を持ち、野球界における家族の影響は大きいものでした。また、実家の「食事処あめみや」は笛吹市内で営業しており、地域に根ざした存在となっています。

最後に

雨宮敬は、プロ野球選手としての華々しいキャリアを形成することは叶いませんでしたが、その中でも数々の成果を残しました。彼のピッチングスタイルや努力の姿勢は、多くの若手選手にとっての模範となっていることでしょう。彼の未来には、引退後も新しい挑戦が待っていることでしょう。

もう一度検索