雪沢温泉駅

雪沢温泉駅 (廃駅)

雪沢温泉駅は、かつて秋田県大館市雪沢字小雪沢に位置していた、小坂製錬小坂線（通称：小坂鉄道）の駅でした。現在は廃止されています。

歴史

1954年（昭和29年）8月1日: 北秋田郡長木村に「雪沢鉱泉駅」として開業。
1971年（昭和46年）10月1日: 「雪沢温泉駅」に改称。
1994年（平成6年）10月1日: 小坂鉄道の旅客営業廃止に伴い、駅も廃止。
2004年（平成16年）11月9日: 午後2時ごろ、濃硫酸を積んだ大館行きの15両編成貨物列車が、雪沢温泉駅付近を走行中に11両が脱線する事故が発生。
2014年（平成26年）
4月1日: 小坂製錬が所有していた駅舎、およびDOWAメタルマインが所有していたレールと敷地が、大館市に無償で譲渡。
11月2日: パナソニックの乾電池「エボルタ」99本を使用して電車を走らせるイベント「エボルタ電池鉄道 廃線1日復活チャレンジ」が開催。雪沢温泉駅付近を起点として、1日限定で運行。

駅構造

単式ホーム1面1線の地上駅で、無人駅でした。

駅周辺

秋田県道2号大館十和田湖線（通称：樹海ライン）
雪沢温泉
長木川

隣の駅

小坂製錬小坂線

東岱野駅 - （小雪沢駅） - 雪沢温泉駅 - 新沢駅

雪沢温泉駅は、小坂鉄道の歴史を物語る遺構として、地域の人々に大切にされています。廃線後も駅舎が保存され、イベントなどで活用されていることは、その証と言えるでしょう。特に、2014年の「エボルタ電池鉄道」の運行は、駅に再び活気をもたらし、多くの人々に感動を与えました。

現在、駅舎は大館市の所有となり、今後の活用方法が検討されています。地域資源としての価値を活かし、観光や地域振興に貢献することが期待されています。

もう一度検索