雲雀丘学園中学校・高等学校

雲雀丘学園中学校・高等学校：探究心を育む名門校

雲雀丘学園中学校・高等学校は、兵庫県宝塚市雲雀丘に位置する私立の中高一貫校です。学校法人雲雀丘学園が運営し、設立以来、サントリー創業家の鳥井家が理事長を務めています。高い大学進学実績と、探究学習を重視した独自の教育プログラムが特徴で、多くの生徒が国公立大学へ進学しています。特に、近年では大阪大学推薦入試において全国1位を記録するなど、その進学実績は目覚ましいものがあります。

教育の特色：探究と挑戦

雲雀丘学園では、探究学習を重視した教育が展開されています。中学から入学する一貫探究コースの生徒は、女子生徒の比率が高い傾向にあります。探究ゼミや、外部機関との連携による探究プロジェクトなど、生徒の探究心を育むためのプログラムが数多く用意されています。CLIL（Content and Language Integrated Learning）やOne day collegeといった特別授業も実施され、生徒の多様な学習ニーズに対応しています。

また、文部科学大臣表彰キャリア教育優良校に指定されており、キャリア教育にも力を入れていることがわかります。高校には、文理探究コースと一貫探究コースがあり、生徒の個性と進路目標に合わせた教育が行われています。高校では、A～D組が一貫探究コース、E～G（H）組が文理探究コースとなっており、中学は4クラス編成です。

アクセスと施設：抜群の利便性と充実の設備

雲雀丘花屋敷駅から専用の通路で直接アクセスできるという、全国的にも珍しい立地が大きな特徴です。駅から徒歩約3分という近さも魅力です。また、2022年には新文化館「道しるべ」が開館し、70ホールや図書館（Hibari Cross）が完成するなど、学校施設は充実しています。60ホール（高校校舎1階）も利用可能です。

創立記念日である10月1日は「親孝行の日」と定められており、学校独自の文化が育まれています。

歴史と変遷：時代の流れに合わせた進化

1950年に学校法人雲雀丘学園が認可され、小学校と幼稚園が設置されました。その後、1953年に中学校、1956年に高等学校が開校しました。1984年には国際科が設置されましたが、2009年に廃止され、2010年には3学期制に移行、高等学校の新校舎が完成しました。2019年には高校の選抜特進コースと特進コースを廃止し、文理探究コースを設置するなど、時代の変化に合わせて教育内容を見直しています。

理事長とサントリー：深い繋がり

設立当初からサントリー創業家の鳥井家の支援を受けており、理事長は代々鳥井家が務めています。初代は鳥井信治郎氏(1950-1962)、2代目は佐治敬三氏(1962-1999)、3代目は鳥井信一郎氏(1999-2002)、そして4代目は鳥井信吾氏が務めています。

著名な出身者：多様な分野で活躍

雲雀丘学園からは、多くの著名な卒業生が輩出されています。音楽家、YouTuber、政治家、アナウンサー、彫刻家、作家など、多様な分野で活躍する卒業生たちがいます。西村由紀江氏（ピアニスト・作曲家）、なごみ氏（YouTuber）、上島一彦氏（元箕面市長）、岩本乃蒼氏（日本テレビアナウンサー）、はしもとみお氏（彫刻家）、浅暮三文氏（作家）などが有名です。

まとめ：伝統と革新が融合した学校

雲雀丘学園中学校・高等学校は、伝統と革新が融合した学校です。高い大学進学実績を誇りながら、探究学習を重視した教育プログラムや充実した設備、そして独自の文化を育んでいます。駅からのアクセスも良く、生徒にとって学習しやすい環境が整っていると言えるでしょう。将来、様々な分野で活躍したいと考えている生徒にとって、魅力的な学校と言えるでしょう。

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