電波少年的地球防衛軍

電波少年的地球防衛軍

「電波少年的地球防衛軍」は、日本テレビ系列のバラエティ番組『進ぬ!電波少年』の一環として登場した特異な企画です。この企画は、安田ユーシが挑戦した「電波少年的超能力生活」という企画から始まりました。この中で、安田が目指したスプーン曲げに成功すると、さらなる指令が与えられます。それが、地球の危機を超能力で解決するという使命であり、安田は「地球防衛軍ブラック」に任命されました。

その後、番組内で超能力を持つ人々を募集し、オーディションを経て最終的には安田を含む5人のメンバーが正式に地球防衛軍として結成されました。2000年初頭、この軍団は「電波少年的難波恋しぐれ」企画の成功に貢献し、その後オーストラリアへと渡りました。そこでは、メンバーはブラック・ブルー組とレッド・グリーン・ピンク組に分かれ、特訓を行うことになりましたが、その状況はテレパシーによってコミュニケーションを取るという斬新な方法が採用されました。

また、シドニー・オペラハウスで再会を果たした際には、欽ちゃんプロデュースによる防衛軍ショーが開催されることになり、活動の幅を広げる契機となりました。その後、isao.netがスポンサーについて日本各地で防衛軍ショーが開催され、さらには5月にCDデビューも果たしました。しかし、ショーの最終公演後、突如として「Tプロデューサー」によってロシアへ連れて行かれるという不運が待ち受けていました。

ロシアでの秘密特訓

防衛軍ショーの後、地球防衛軍はロシアの研究施設で過酷な訓練を受けることになりました。この時の放送では、メンバーが飛行機に乗り込むシーンが映し出され、「その後、地球防衛軍は消息を絶った。ありがとう、さようなら地球防衛軍」というテロップが流れました。これは、訓練の詳細が公開されないようにするための措置でした。メンバーは3ヶ月後に帰国し、訓練の成果を試すも一度は失敗。ですが、本番終了後、13時間経過した後に成功を収めました。

帰国後は、5人の団体としての活動は目立たなくなり、それぞれのメンバーが独自の道を歩み始めます。レッドである坂井香代子は『雷波少年』に参加後、普通の生活に戻ることを宣言し、チームを卒業しました。ピンクは斉藤ゆりとして「電波少年的15少女漂流記」に参加することになり、他のメンバーもそれぞれ新たな活動を開始します。グリーンは出演機会がほとんどなく、本人のブログでは、番組のやらせを批判したためと記されています。

隊員について

「地球防衛軍」のメンバーはそれぞれ異なる能力を持ち、安田ユーシは透視能力を得意とし、「ブラック」として活動。坂井香代子は「レッド」として、元々霊能力を磨いていました。山内浩司は「ブルー」、吉田秀一は「グリーン」として、それぞれ独自の能力を駆使しました。特に、斉藤ゆりは「ピンク」として、五択成功率が非常に高い匂いを嗅いで透視する超能力を持ち合わせていました。

エピソード

この企画の中でのエピソードも多彩です。安田は妻子持ちであったため、プラン参加時に自宅と相談した結果、続行が決まりました。また、ピンクの役割を獲得するためのオーディションでは、著名な芸人も参加しており、彼女の必死なアピールにも関わらず落選する一幕も。その中で、山内は衣装がスタジオと同化し、面白い現象も生じました。

最後に「てえへんだ!!The Earth」と題したシングルを2000年5月24日にリリースし、メンバーの活動は世に広まっています。今回の企画は、超能力を用いたエンターテイメントの一環として、多くの視聴者に楽しんでもらいました。

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