露の眞

露の眞（つゆのまこと）について

露の眞（つゆのまこと）、本名は山﨑亜弥、1986年10月17日生まれの上方落語家であり、露の都事務所に所属しています。三重県志摩市出身の彼女は、上方落語協会の一員として活躍しています。

出身地と学歴

露の眞は、志摩郡浜島町（現在の志摩市）で生まれ育ちました。彼女の初等教育は、地元の浜島小学校および浜島中学校で受け、その後、皇學館高等学校を卒業しました。その後、京都産業大学に進学し、大学生活を送る中で、落語との出会いを果たしました。大学2年生の時、桂文我の落語会に参加し、その魅力に引き込まれたと言います。その後故郷で開催された落語会で、師匠である露の都と出会い、落語家になることを決意しました。

落語家としての道

露の眞は、2008年4月23日に露の都に入門し、二番弟子として落語の修行を開始しました。彼女の成長は目覚ましく、2017年には姉弟子である露の雅が急逝したため、事実上筆頭弟子としてその名を知られるようになりました。

文化的成就

露の眞は、ただ落語を話すだけでなく、どじょうすくい踊りも習得しています。落語の公演が終わった後に踊ることもあり、2011年の安来節全国優勝大会の第1級踊りの部で優勝を果たしました。これにより、安来節どじょうすくい踊りの師範免許も取得し、彼女の表現力はさらなる広がりを見せています。

毎月末に三重県伊勢市で行われる「みそか寄席」には、2025年8月までに15回の出演を予定しており、地域文化の発展にも寄与しています。将来的には、志摩市阿児アリーナで独演会を開催することが彼女の夢です。

個性的な存在

露の眞は、一般的な女性の着物とは異なり、男性的な風貌や男着物を着て高座に上がるスタイルを持っています。しかし、これは落語を演じるためではなく、彼女自身のアイデンティティを表現するためだと明言しています。自身のセクシャリティやジェンダーについてもオープンに語っており、ブログを通じてその考えを発信しています。クエスチョニングな立場を考慮し、多様な視点を持つ落語家として、彼女の存在は特に注目されています。

まとめ

露の眞は、上方落語の場で独自の存在感を放ち、大きな情熱をもって落語に取り組む若手落語家です。彼女の学びや経験を通じて培った独自のスタイルは、ただの落語家に留まらず、多様性や個性を尊重する新たな文化の象徴とも言えるでしょう。これからの活動が期待される彼女の成長を温かく見守りたいと思います。

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