青山繁

青山 繁とは

青山繁（あおやま しげる、1969年4月27日生まれ）は、日本を代表する元男子バレーボール選手であり、全日本代表として国際舞台で数多くの功績を残しました。愛知県名古屋市に生まれた彼は、中京高等学校と法政大学を卒業し、経営学の学士号を取得しました。

選手としてのキャリア

彼のプロキャリアは、富士フイルムバレー部に入部するところから始まりました。1992年バルセロナオリンピックに全日本代表の一員として出場し、この国際的な大会での経験がその後の選手生活に大きな影響を与えることとなります。その後も、1990年と1994年の世界選手権や、1991年、1995年、1999年のワールドカップで活躍しました。これらの大会でのパフォーマンスにより、彼は多くの受賞歴を確立しました。

青山選手は、彼の巧みな攻撃力で知られ、特にブロックアウトを狙ったスパイクや時間差攻撃を得意としました。また、サーブレシーブの安定感も高く評価され、リベロやレシーバーとしてもチームに貢献しました。2002年には富士フイルム・プラネッツが廃部となり、彼は東レアローズに移籍してさらなる成功を収めました。

2006年には第55回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会を最後に現役を引退しました。

引退後の活動

引退後、青山は東レのチームスタッフとして、若手選手の育成やコーチングに取り組みました。2007年にはVリーグ40回大会の記念特別表彰を受け、Vリーグ栄誉賞およびVリーグ日本記録賞を獲得しています。これにより、彼の選手としての業績が広く認知されました。

その後、2009年には中京大学にてバレーボール部のコーチに就任。2010年には監督に昇進し、指導者としてのキャリアを築いていきました。2011年11月には、ワールドカップ男子大会のCS中継で解説者を務め、バレーボール界への貢献を続けています。2012年10月からはVチャレンジリーグのジェイテクトSTINGSにおいてアドバイザー兼コーチとして活動しています。

受賞歴と業績

青山のバレーボールキャリアは、数々の受賞歴によって彩られています。1992年には最高殊勲選手賞を受賞し、レシーブ賞は1992年、1995年、1997年、1999年、2001年と多くの年にわたって獲得しました。また、ベスト6賞や敢闘賞も数々受賞しており、その技術力と努力が評価されてきました。

私生活と人間関係

青山繁は、元読売ジャイアンツの後藤孝志や元プロサッカー選手の渡邉一平と同じ中京高等学校の同級生という背景を持ち、さまざまなスポーツ界の仲間とのつながりも持っています。

彼のバレーボールへの貢献は選手として、そして指導者としても大きく、その存在感は現在も多くのバレーボールファンに支持されています。

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