青島 (魚津市)

青島の概要

青島（あおじま）は、富山県魚津市に位置する地名であり、郵便番号は937-0063です。片貝川の扇状地の末端部にあたるこの地区は、自然の豊かさと歴史的背景を持つ場所となっています。

地理

青島は、富山湾を見渡す片貝川の扇状地の平野部にあり、しんきろうロード（富山県道2号魚津生地入善線）から旧北陸街道（富山県道314号沓掛魚津線）にかけて広がっています。この地では、海に近いためにノリやワカメ、テングサ、アワビ、カキ、ナマコなど、様々な海産物が採取されています。

歴史

青島の歴史は1646年から1661年にかけて斎澤村から分村したことに始まります。近世には、新川郡の加積郷に属し、加賀藩の管轄下にありました。1889年には下新川郡道下村に組み込まれることになります。この地域の海岸には松原が多く見られ、当時の景観を今に伝えています。

また、青島の重要な交通路であった北陸街道と浜往来の交差地点には、昔から茶屋が存在しており、地域の人々の交流の場でもありました。1948年には、日本カーバイド工業の社宅が建設され、1952年には市営住宅が初めて作られました。1970年代には農地の転用に伴い、宅地造成が進み、主に勤労者の住居が増加していきました。

これにより青島は、地元の人々にとって重要な住宅地としての役割を果たすようになり、近年の発展に伴い多くの新しい施設や住宅も外観を変えていきました。1975年には、青島の一部が北鬼江や釈迦堂、吉島の一丁目に編入され、その町域が広がりました。

世帯数と人口

2025年5月31日の時点で、青島の世帯数や人口は明確に記録されており、すでに1979年時点の246世帯、950人という数字も地域の成長を物語っています。近年でもその数は変動しつつあるものの、町の魅力が保たれています。

小・中学校の校区

青島の子どもたちは、学区に基づいて市立の小学校や中学校に通うこととなります。

交通

青島には、あいの風とやま鉄道線や富山地方鉄道本線といった鉄道路線が存在しますが、残念ながら具体的な駅はありません。しかし、地域内では魚津市民バスの便が利用可能で、多くの停留所が設けられています。また、富山県道2号魚津生地入善線や314号沓掛魚津線といった主要な道路も整備されており、便利な交通手段が整っています。

施設

青島には、地元の人々が利用する多くの施設が存在しています。例えば、魚津市立青島保育園や辻わくわくランドがあります。辻わくわくランドは1987年に創業し、北陸地方初のスピンドルジェットバスを導入した銭湯も併設されています。また、青島神明宮は806年に創建された歴史ある神社であり、地域の中心的な存在でもあります。

これらの施設は、青島の文化やコミュニティの一環として、人々の生活に彩りを加えています。自然と歴史が調和した青島は、その名前の由来を持つ地として、訪れる人々に多くの文化的体験を提供する魅力的な地域です。

もう一度検索