青春ベジタブル

青春ベジタブルの魅力と影響

青春ベジタブルは、1989年4月から1995年3月までの間、KBS京都で毎週日曜日の深夜に放送されていた若者向けのラジオ番組です。放送時間は22時から24時の2時間でしたが、プロ野球のナイター中継の延長や国政選挙の開票速報など、様々な要因によって放送が短縮されたり、中止されることもありました。この番組は、KBS京都の日曜深夜生番組という独自の枠を持っていたが、青春ベジタブルの終了に伴い、この枠も消滅してしまいます。

番組のメインパーソナリティとアシスタント

最初のメインパーソナリティを務めたのが森脇健児であり、彼は番組の雰囲気を作り上げる重要な役割を果たしました。また、番組開始当初には小川恵理子が初代アシスタントを担当し、彼女も番組の魅力を引き立てました。続いて竹井輝彦が2代目のメインパーソナリティに就任し、森脇からその役割を引き継いでいきます。彼は森脇のプロ野球ニュースの出演時にもメインを行い、最終的には森脇の降板後に本格的にメインを担うことになりました。

その他にも、大阪キッズ、AZAZ、DA-DA、ベンチウォーマーズ（T・K・O、のイズなど）といったユニークな出演者たちが加わり、毎回楽しい展開が繰り広げられました。

クリエイティブなイベント企画

青春ベジタブルの特徴的な要素の一つは、森脇から竹井へとメインパーソナリティが交代する直前から始まった「集会」というイベントです。このイベントは、鴨川を舞台にしたものであり、当初は四条大橋の下で行われていました。しかし、参加者の増加により警察からの指導を受けることになり、最終的にはKBS京都社屋近くの鴨川丸太町橋の下へと移動しました。

最終回では、竹井が「来年の3月26日、鴨川に集合や！」と叫んだことがきっかけで、翌年に元リスナーたちが千人以上集まりました。このイベントは、リスナーの中には長年にわたり続けられたものとなり、青春ベジタブルとの絆を深める機会ともなりました。

番組の影響とコミュニティ

青春ベジタブルは、ただのラジオ番組に留まらず、多くの若者たちにとってのコミュニティの中心地となり、リスナー同士のつながりを生むきっかけとなりました。番組を通じて語られた多くのエピソードや、リスナー参加型の企画は、聴取者の心を捉え、彼らの日常を色鮮やかに彩ったことでしょう。

この番組の終了により、KBS京都の独特な日曜深夜の空気が失われることとなりましたが、青春ベジタブルの名残はリスナーたちの思い出や、数々のイベントに引き継がれ、今もなお語り継がれています。

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