青木久典

青木久典：高校から社会人、そして名門大学監督へ至る野球人生

青木久典氏は1973年2月16日、三重県生まれの野球指導者です。選手時代から指導者時代まで、常に野球界の中枢を担ってきた人物として知られています。

選手時代：高校から社会人リーグでの活躍

三重高等学校時代は主将として活躍し、選抜高等学校野球大会に出場、ベスト8という好成績を残しました。高校卒業後は法政大学へ進学。文学部史学科に在籍しながら、法政大学野球部で腕を磨きました。大学時代には副将を務め、プロ野球選手として活躍した稲葉篤紀氏と同期の選手として知られています。

大学卒業後の1995年には、北海道拓殖銀行に入行し、同銀行の野球部でプレーを始めました。入行1年目には都市対抗野球大会と日本選手権大会に出場するなど、すぐに頭角を現しました。しかし、翌年には所属チームが休部となり、本田技研鈴鹿に移籍。その後、サンワード貿易へ移籍し、軟式野球から硬式野球へと転向しました。サンワード貿易野球部では中心選手として活躍し、都市対抗野球大会に4年連続、日本選手権大会に3度出場するなど輝かしい成績を残しました。2004年に現役を引退しました。

指導者時代：富士大学から法政大学監督へ

2005年には富士大学野球部のコーチに就任。2008年には監督代行として北東北大学野球リーグ優勝に導き、翌年には監督に就任。春季リーグ戦では10戦全勝優勝という快挙を達成しました。2009年にはエースの守安玲緒選手を擁し、全日本大学野球選手権大会決勝に進出。母校である法政大学と対戦するも惜しくも準優勝に終わりました。

2014年には法政大学野球部の助監督に就任。同年12月には監督に就任し、母校の指導者として新たな道を歩み始めました。法政大学監督在任中には、多くのプロ野球選手を育成しました。

主な教え子には、守安玲緒（三菱重工West）、中村恭平（元広島東洋カープ）、山川穂高（埼玉西武ライオンズ）、外崎修汰（埼玉西武ライオンズ）、多和田真三郎（埼玉西武ライオンズ）、中山翔太（東京ヤクルトスワローズ）、宇草孔基（広島東洋カープ）、福田光輝（千葉ロッテマリーンズ）などがいます。これらの選手たちは、プロ野球界で活躍するまでに成長しました。青木氏の指導力がいかに優れていたかを証明する結果と言えるでしょう。

2016年には日米大学野球選手権大会のコーチも務めましたが、一身上の都合により途中で退任しています。2019年には、暴力行為の告発を受け、調査委員会の調査の結果、謹慎処分となりました。2020年12月には法政大学野球部監督を退任しました。

現在：六花亭製菓株式会社での活動

現在は六花亭製菓株式会社に勤務し、同社の軟式野球部の監督を務めています。長年に渡り野球界に携わってきた青木氏ですが、その経験と指導力は、今後も野球界に貢献していくものと期待されています。

青木久典氏の野球人生は、選手として、そして指導者として、常に高いレベルで活躍してきたことを示しています。高校時代から社会人、そして大学監督まで、数々の経験を積んできた彼のキャリアは、多くの野球関係者に大きな影響を与え続けています。今後の活躍にも注目が集まります。

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