外崎修汰

外崎 修汰（とのさき しゅうた）

外崎修汰は、1992年12月20日に青森県弘前市で生まれたプロ野球選手であり、埼玉西武ライオンズに所属する内野手および外野手です。彼は右投右打の選手で、多才なユーティリティープレイヤーとして知られています。選手としての活躍に加え、愛称は「アップルパンチ」としても知られています。これは、彼の実家がリンゴ農家であり、強打者としても名を馳せているために付けられた名前です。

経歴

プロ入り前

外崎は弘前市でリンゴ農家の家庭に育ち、学校時代から軟式野球を始めました。弘前市立桔梗野小学校で桔梗野ボンバーズに入団し、中学校では弘前シニア、弘前白神シニアでプレーしながら、将来的な選手としての基礎を築きました。その後、青森県立弘前実業高校に進学し、1年生時には正遊撃手としてチームの中心選手となりましたが、甲子園出場の経験はありませんでした。高校卒業後は富士大学経済学部に進学し、硬式野球部に所属。在学中は多くの賞を受賞し、特に4年生時には主将を務めてチームの連続優勝を導きました。

西武ライオンズ入団

2014年のプロ野球ドラフトで埼玉西武ライオンズから3位指名を受け、契約を結びました。2015年7月にはプロ初出場を果たし、初安打、初本塁打と成績を残しました。以降のシーズンでは、成績の波はありましたが、特に守備力と盗塁数で高評価を受け、ルーキーイヤーは一軍で43試合に出場しました。

成長と活躍

2016年から2019年にかけて徐々にレギュラーに定着し、特に2017年には規定打席に到達し、自己最高の成績を記録しました。また、同年にアジア プロ野球チャンピオンシップの日本代表に選出され、その活躍でMVPに輝いています。

2018年にはオールスターゲームに選出され、リーグ優勝にも貢献。2019年は自己最高の打率と本塁打、打点を記録し、チームの連覇に寄与しました。2020年にも全試合出場を果たし、ゴールデングラブ賞も受賞。しかし、2021年には怪我をするも、早期復帰を果たしその後もスタメンとして定着しました。

2022-2023年のシーズン

2022年には腰痛に悩まされたものの、ゴールデングラブ賞を受賞しています。そして、2023年には自己初の2打席連続本塁打を記録し、シーズン通算ではチームトップの打率を記録しました。オフには選手会長に就任し、チームのリーダーシップを取る役割を担っています。

特徴

外崎は走攻守の全てにおいて高い能力を持ち、守備面では速い足と広い守備範囲が評価されています。打撃では強いパンチ力を持ち、小技も得意としています。彼の特性は、試合中にポジションを頻繁に切り替えつつも安定したパフォーマンスを示す点にあります。

プライベート

愛称「アップルパンチ」という名前の通り、彼は時折コミカルな一面を見せることでも知られています。特にプレー中に見せる表情や動きは多くのファンに愛されています。彼はチームメイトから「トノ」と呼ばれ、親しまれています。外崎修汰はまさに走攻守揃った選手として、今後の活躍が期待される存在です。

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