青木定治

青木定治のプロフィール

青木定治（あおき さだはる）は、1968年7月1日に愛知県名古屋市に生まれ、現在はパリを拠点とする著名なパティシエです。彼は「パティスリー・サダハルアオキ・パリ」のシェフパティシエとして日本の洋菓子文化をフランスに紹介しています。

経歴

青木は愛知県で育ち、町田調理師専門学校を卒業後、東京都の青山シャンドンでキャリアをスタートさせました。1991年にフランスに渡り、パリのジャン・ミエやスイスのレストラン・ジラルデでの経験を経て、1998年にパリ7区に初のアトリエを開設しました。その後、彼は1999年にアトリエをパリ13区に移転し、日本洋菓子連合会のパリ支部において技術指導を行いました。

2001年には、パリ6区に初のブティック「ヴォジラール」をオープン。これに続き、2003年にはポールロワイヤル店を開店し、アトリエとブティック、事務所の機能を集約しました。2004年には、ギャラリー・ラファイエットのグルメ館に出店し、2005年からは全日本空輸（ANA）の機内でも彼のパティスリーを提供するようになりました。

日本国内でも、東京都丸の内に初のブティックをオープンし、その後も新宿伊勢丹、東京ミッドタウン、渋谷ヒカリエなどに店舗を展開。国際的な評価も高まり、フランスのショコラの格付けでは高い評価を受けるなど、彼の製品は常に注目を浴びています。

受賞歴

青木は2007年にルレ・デセールに登録され、さらに2009年と2010年にはフランスで最も権威のあるショコラの格付け機関であるCCCから4タブレットを取得しました。2011年には最高位である5タブレットとスターを獲得し、パリ市庁からもメダルを授与されました。また、同年には日本の料理人顕彰制度において「料理マスターズ」に選出されています。

私生活

青木は2002年に元TBSアナウンサーの雨宮塔子と出会い、2003年に結婚。その後、長女と長男をもうけました。しかし、彼のパティシエとしての国際的な活動が多忙を極める中で、マンパワー不足から子育てに困難を来すこともあり、夫婦間にズレが生じました。2013年には離婚の話が持ち上がり、2015年に正式に離婚しました。
その後、彼は老舗デパートの広報を務めていた女性と再婚しました。

店舗情報

青木が展開する店舗は日本国内外に広がり、パリには「ブティック・ヴォージラール」、「ブティック・ポールロワイヤル」などがあります。また、東京には丸の内店、東京ミッドタウン店、新宿伊勢丹店、渋谷ヒカリエ店があり、各地で彼の洋菓子を楽しむことができます。さらに、世界中の人々に愛されるパティシエとしての地位を確立している青木定治は、今後も洋菓子業界での活躍が期待されています。

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