青木秀尚

ミヤギテレビに所属するアナウンサー、青木秀尚（あおき ひでなお）は、1996年8月7日に宮城県仙台市で生を受けた。

地元である仙台第一高等学校を経て、東北大学経済学部へと進学。大学時代は硬式野球部に所属し、主に内野手、セカンドとして白球を追った。一度はピッチャーマウンドからの景色も見てみたいという思いもあったという。高校時代には、記憶に残るホームランも一本放っている。

アナウンサーという職業を志すきっかけとなったのは、地元プロ野球チーム、東北楽天ゴールデンイーグルスが2013年に球団創設初の日本一に輝いた光景だった。その感動を伝える仕事に魅力を感じた青木氏は、大学時代には学業やアルバイトと並行して、放送局が運営するアナウンサースクールで基礎を学んだ。

就職活動においては、全国各地の放送局に精力的に応募し、エントリーシートの送付先は実に50社にも及んだ。特に東京方面への選考が多く、毎週のように深夜バスを利用して通った苦労の経験を持つ。そして2019年、地元であるミヤギテレビに入社した。

記念すべきアナウンサーとしての第一歩、いわゆる「初鳴き」は、元号が令和に改まった初日である2019年5月1日だった。初めてマイクを通して声を届けたのは、仙台市内にある老舗かまぼこ店からの中継で、「令和」の文字が刻まれた巨大なかまぼこについてリポートするという、印象的なデビューとなった。同年5月中旬には、天気予報や定時ニュースも初体験している。

ミヤギテレビでは、主にスポーツ番組や情報番組を担当している。看板番組である『OH!バンデス』では移動中継や「がんばろう！宮城 繋ぐ」のコーナーを担当し、『ミヤギnews every.』では「情熱Labo」のレポーターを務める。そして、硬式野球の経験を活かし、スポーツ中継全般、特に野球中継で欠かせない存在となっている。2022年7月には、『ミヤテレスタジアム』で初めてメインMCの代打を務め、同期入社の中西涼アナウンサーとのツーショットが話題となった。さらに、2023年5月27日にはプロ野球実況デビューを果たし、実況アナウンサーとしてのキャリアもスタートさせている。現在は、『ミヤテレスタジアム』のMCも務めている。

青木アナウンサーは、趣味としてゴルフを楽しむほか、色々な場所へ出かけること、そしてビールを飲むことを挙げている。特技は野球と、たくさん眠れること。資格としてニュース検定2級と防災士を取得している。好きな食べ物はたこ焼きとオムライス。自身の長所を「よく寝られること」、短所を「朝弱いこと」と自己分析している。好きなスポーツ選手は女子プロゴルファーの吉田優利選手。テレビ番組では担当番組である『ミヤテレスタジアム』やスポーツ中継に加え、『探偵！ナイトスクープ』を好んで視聴するという。同期入社には、中西涼アナウンサーと福盛田悠アナウンサーがいる。

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