青柳勝彦

青柳 勝彦

1973年6月1日に宮城県で生を受けた青柳勝彦氏は、日本のラグビー界において、選手としても指導者としても確かな足跡を残してきた人物です。現在はジャパンラグビーリーグワンに所属する埼玉パナソニックワイルドナイツにおいて、フォワードコーチとストレングス＆コンディショニングアシスタントを兼任し、チーム強化の一翼を担っています。

選手としての軌跡

宮城県で育った青柳氏は、ラグビーの道を歩み始め、大東文化大学第一高等学校に進学。卒業後、ラグビー強豪校として知られる大東文化大学へと進みました。現役時代のポジションは、フィールドの要となるフランカー（FL）。大学でのプレーを経て、当時のトップチームの一つであった三洋電機ラグビー部（現在の埼玉パナソニックワイルドナイツの前身）に入団し、選手としてのキャリアを積みました。

指導者への転身

現役を引退した後、青柳氏はグラウンドを離れることなく、指導者としての新たな道を歩み始めます。まず、かつて所属したパナソニック ワイルドナイツにて、選手の身体能力向上を専門とするストレングス＆フィットネスコーチを務め、チームを支えました。

母校を栄光へ導く

2013年、青柳氏は母校である大東文化大学ラグビー部の監督に就任しました。大学ラグビー界における名門の一つでありながら、長らくリーグ戦優勝から遠ざかっていたチームを率いることになります。監督としてチームを再建し、選手たちの育成に尽力すること数年、その指導者としての手腕が実を結びます。2017年には、チームは見事に関東大学リーグ戦1部で優勝を果たしました。これは大東文化大学にとって、実に22年ぶりとなる快挙であり、青柳氏の監督としての力量を証明する大きな実績となりました。

トップリーグへの帰還

大東文化大学での輝かしい功績を残した後、青柳氏は再びトップレベルの舞台へと活躍の場を移します。2019年には、かつて選手・コーチとして所属したパナソニック ワイルドナイツ（当時トップリーグ、現リーグワンの埼玉パナソニックワイルドナイツ）のコーチとして復帰しました。現在に至るまで、フォワードの専門的な指導を担当するFWコーチと、選手の肉体強化をサポートするS&Cアシスタントを兼任しており、豊富な経験と知識を活かして、チームの強化と勝利に貢献しています。選手育成やチーム作りにおいて、その経験と実績は高く評価されており、今後のラグビー界における更なる貢献が期待されています。

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