青野大介

青野 大介（あおの だいすけ）

青野大介は、1979年9月19日生まれの元サッカー選手及び現在のサッカー指導者で、愛媛県周桑郡丹原町（現：西条市）に生まれました。彼は主にミッドフィールダーとして活躍しました。

学歴と初期のキャリア

青野は丹原東中学校を卒業後、愛媛FCのユースチームに加入します。このチームは当時のトップチームよりも力強いと評判で、彼の同期には不老伸行や吉村圭司がいます。1997年度に開催された天皇杯では、2種（高校）チームの愛媛FCユースがJFLの北陸電力を破るという歴史的な勝利を収めました。この試合で青野はVゴールを含む2得点を挙げ、大きな注目を集めます。

高校卒業後は関西学院大学へ進学し、同大学の体育会サッカー部で活動を行いました。大学卒業後の2002年には、ガンバ大阪に入団しますが、2年間公式戦に出場することなく、さらには2004年にヴィッセル神戸に移籍しても公式戦での出場機会はありませんでした。この2年間は、怪我のために長期にわたりリハビリを余儀なくされたことが影響しています。

プロキャリア

青野は2005年、アルビレックス新潟に移籍し、プロ入り4年目にしてやっとJリーグデビューを果たします。FC東京との開幕戦で起用されましたが、左サイドバックのポジションで出場しました。2005年は16試合に出場しましたが、翌2006年は監督交代により、カップ戦のみに出場し、出場機会が減少しました。

2007年には故郷である愛媛FCに移籍し、同年6月2日の東京ヴェルディ1969戦で初ゴールを記録します。その後の試合でも2試合連続得点を挙げる活躍で、チームの連勝に貢献しました。特に、自身の妹の出産を祝う「ゆりかご」パフォーマンスは話題を呼びました。

2008年にはレギュラーとしての地位を確立し、自身の誕生日に入籍します。さらに翌年、長女が誕生した試合でゴールを決めるなどの活躍を見せましたが、残念ながら怪我の影響で2009年オフには現役を引退してしまいます。

指導者としてのキャリア

現役引退後、青野は愛媛FCの普及育成部門のスタッフとしてキャリアをスタートさせました。2015年には育成統括ディレクターに昇進し、2018年にはヘッドコーチに就任しました。2020年にはゼネラルマネージャーに任命され、組織の運営にも深く携わるようになります。

所属クラブ

• - 丹原東中学校
• - 愛媛FCユース（愛媛県立松山中央高等学校）
• - 関西学院大学
• - ガンバ大阪（2002年 - 2003年）
• - ヴィッセル神戸（2004年）
• - アルビレックス新潟（2005年 - 2006年）
• - 愛媛FC（2007年 - 2009年）

指導歴

• - 愛媛FC スクールコーチ（2010年）
• - U-15監督（2011年 - 2014年）
• - U-18監督（2015年 - 2017年）
• - 愛媛FCアカデミーダイレクター（2018年 - 現在）
• - ヘッドコーチ（2018年5月 - 同年12月）
• - U-18監督（2019年）
• - ゼネラルマネージャー（2020年11月 - 現在）

青野大介は、選手時代の苦労や挫折を乗り越え、指導者として新たな道を歩んでいます。彼のサッカー界への貢献は、これからも続くことでしょう。

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