青26号

青26号（あお26ごう）

青26号は、日本国有鉄道（国鉄）が定義した畏色の一つです。この色は、1987年に運行を開始した213系電車の帯色として初めて採用されました。同年に設立されたJR四国のコーポレートカラーとしても使われており、現在ではJR四国が運行する多くの電車や気動車の一般的な塗装となっています。

具体的な仕様

青26号のマンセル値は「6.2B 6/11.2」で、この値が示す通り、青系統の深い色合いが特徴です。国鉄から承継した111系は、クリーム10号の白い車体に青26号の帯を配し、視覚的な印象を与えています。同様に、キハ20形、キハ45形、キハ40・47形、キハ32形、キハ181系ともいった車両も、クリーム10号の基調に青26号の塗装が施されています。

JR四国に属する121系やキハ54形0番台、キハ185系に至っては、それぞれ青26号の帯色を使用しています。また、1000形、2000系、6000系、7000系といったJR四国の新しい車両でも、この色が用いられています。

他の使用事例

青26号は、JR四国の電車や気動車に限らず、様々な鉄道車両に使用されています。たとえば、東武鋼製通勤車の新しい塗装（2080系、3000系、5000系、8000系（800型・850型を含む）、1800系通勤改造車など）にも似た色合いが見られます。

また、IRいしかわ鉄道のラインカラーにも、その色の特色が強く影響しているとされます。青26号は、単なる色名としてだけでなく、鉄道のアイデンティティを形成する重要な要素となっています。

総括

青26号の採用は、JR四国のブランドとしての連続性を持ち、車両の識別やファンの歓喜を得る要素として機能しています。鉄道の色彩設定には技術的な側面も多いものの、色の選定はデザインの楽しさや、その背後にある文化を反映させる重要な役割を果たしています。このように、青26号は日本の鉄道界において、その存在感と影響力を持ち続けています。

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