靖康

靖康（せいこう）は、中国の北宋、欽宗の時代に使用された元号です。具体的には、1126年から1127年までの2年間を指します。

この元号が用いられた期間は、北宋にとって非常に苦難の時代でした。北方の金（きん）が勢力を拡大し、宋を脅かしていました。1126年11月、金の軍勢は首都である開封（かいほう、現在の河南省開封市）に侵攻し、これを陥落させました。この事件は「靖康の変（せいこうのへん）」と呼ばれ、北宋滅亡の直接的な引き金となりました。

靖康の変では、欽宗皇帝をはじめとする多くの皇族、官僚、そして一般市民が金軍によって捕らえられました。彼らは北方に連行され、過酷な生活を強いられました。この事件は、宋王朝にとって大きな屈辱であり、南宋の成立へとつながる大きな転換点となりました。


関連項目

北宋
欽宗
金
靖康の変
* 南宋

この元号は短い期間しか使われていませんが、中国史上重要な出来事と深く結びついています。靖康の変は、その後の中国の歴史に大きな影響を与えました。

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