静岡市立城山中学校

静岡市立城山中学校の概要

静岡市立城山中学校（しずおかしりつ しろやまちゅうがっこう）は、静岡県静岡市駿河区小坂二丁目に位置する公立の中学校です。本校は、静岡市内でも自然を活かした教育環境が整備されており、近隣には小坂川沿いの城山梅園や大和田地区の美しいみかん園などがあります。これらの自然施設を活用しながら、教育活動が展開されています。

本校のスクールカラーはえんじ色であり、女子生徒の制服はセーラー服という特徴を持っています。これは静岡市内の公立中学においても数少ないスタイルで、襟にはえんじ色のラインが2本、さらにイニシャルが刺繍されています。また、女子生徒はえんじ色のタイを着用し、男子生徒の制服は異なるデザインですが、同様にスクールカラーが取り入れられています。ジャージや体操着も学校のカラーに合わせたデザインが施され、体育祭は「オリンピア」という名称で親しまれています。

城山中学校の特色

学校の特色として、校内で生育した梅を収穫し、毎年梅の漬け込み作業が行われています。この梅干し作りは、地域住民との交流の一環としても位置づけられており、学校独自の「梅活」が推進されています。その成果として、2009年には「第10回中部の未来創造大賞」の奨励賞を受賞しました。こうした活動は、生徒たちが地元の文化や特産物に触れる良い機会となっており、地域との結びつきが強まりつつあります。

沿革

城山中学校は、1984年に長田南中学校の生徒数の増加に対応する形で新設され、開校時にはプールが完成しました。その後、1990年には東名高速道路下に大壁画が完成し、1992年には城山の梅園にポケットパークが設けられるなど、地域との結びつきを重視した活動を展開してきました。1995年にはビオトープ「めだか池」が整備され、自然環境に配慮した教育が進められています。

2003年には創立20周年を迎え、さらに2004年には文科省から学力向上フロンティアスクールに指定され、教育水準の向上が図られています。

施設とアクセス

校区内には、静岡市立長田南小学校や市立用宗こども園、広野保育園、用宗駅などがあり、教育・育成環境が整っています。また、用宗海岸や広野海岸公園、大崩海岸といった自然豊かなスポットも近隣にあり、学び舎として恵まれた立地に恵まれています。
アクセスは、静岡市のしずてつジャストライン丸子小坂線を利用して「赤坂入口」停留所から徒歩約10分です。

関連情報

さらに、本校の出身者には著名な人物もおり、特にこの学校を卒業した秋本倫孝氏や尾崎瑛一郎氏などがいます。また、文化的な影響を受けた作品の中では、NISSANのラジオドラマ『あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』の主人公がこの学校の卒業生という設定で描かれるなど、地元の学校ならではのストーリーが展開されています。

城山中学校は自然環境と地域との結びつきを重視し、生徒たちが健やかに成長できるよう努力している学校です。今後も教育と地域の交流を通じて、さらなる発展が期待されます。

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