静岡市立清水第二
中学校(しずおかしりつ しみずだいにちゅうがっこう)は、
静岡県静岡市清水区に位置する公立
中学校で、地域に根ざした教育を提供しています。
1947年に設立されたこの
学校は、時代の変遷とともに多くの歴史的出来事を経て、現在に至ります。
沿革の概要
静岡市立清水第二
中学校の前身は、
1937年に設立された
清水市立忠愛高等小
学校です。国民
学校令に伴い
1941年には
清水市立忠愛国民
学校へと改称されましたが、第二次世界大戦後の
学制改革を受け、
1947年に現在の名称に変更されました。
2003年には
清水市と
静岡市の合併を機に、「
静岡市立清水第二
中学校」として新たなスタートを切ります。
年表で見る歴史
学校の歴史を年表で振り返ってみると、
1947年に開校し、校歌が制定された
1955年から
1965年にかけては、プールや体育館が次々と完成しました。その後、
1984年には新しい南校舎が完成。
2003年には名称変更、そして
2004年には二学期制を導入。さらには2019年に
学校給食が開始され、教育環境の整備が進みました。
卒業アルバム事件
特筆すべきは、1988年に発生した「卒業アルバム事件」です。この事件は、
校則に反する髪型や服装の生徒に対し、通常の対処を行った結果、
校則を守らない生徒の顔写真を花壇の写真に差し替えたことがきっかけで、全国的に報道されました。この措置は、
人格権の侵害とされ、国会でも取り上げられました。結果として、
文部省は
校則の見直しを促し、児童生徒の自主性を尊重する方針へと転換しました。
清水第二
中学校が指定している小
学校は、
静岡市立清水岡小
学校、清水浜田小
学校、清水船越小
学校といった地域の学び舎です。地域における小中一貫教育の一翼を担っています。
設備と施設
学校には、北校舎と南校舎、体育館などの大きな施設があり、運動部のための部室も整備されています。北校舎は4階建てで、南校舎は3階建てとなっています。体育館は、トイレや武道場を備えた階と広いアリーナ、アリーナが見渡せる観覧スペースなどがあり、生徒たちの活動をサポートしています。また、ほとんどの教室には冷暖房が完備されており、快適な学習環境が整っています。敷地内には2つのテニスコートもあり、スポーツ活動が盛んです。
出身者
静岡市立清水第二
中学校を卒業した著名な出身者には、イラストレーターの佐野川暢や、お笑いタレントの
ハリウッドザコシショウ、
柴田英嗣、
静岡放送アナウンサーの
小沼みのり、プロサッカー選手の
菊地直哉などがいます。彼らは様々な分野で活躍しており、
学校の教育や文化の影響を受けた存在です。
このように、
静岡市立清水第二
中学校は、地域密着型の教育と多くの歴史的出来事を経て、現在も進化を続けています。