静岡県小笠山総合運動公園スタジアム

小笠山総合運動公園スタジアム

小笠山総合運動公園スタジアム（通称：エコパスタジアム）は、静岡県袋井市に立地する多目的競技場です。陸上競技、サッカー、ラグビーなど、多様なスポーツイベントに対応可能な施設が整っています。このスタジアムは自然と地域との調和を目指し、友を意味する「Pal」と山彦を示す「Echo」に由来した「エコパ」という愛称でも親しまれています。

施設の概要

静岡県が所有し、静岡県サッカー協会が運営管理を行っているこのスタジアムは、高度な設備を備えています。400m×9レーンの全天候舗装トラック、天然芝のフィールド、そして屋根一体型の照明設備をもち、収容人数はなんと50,889人。特に、最前列には可動座席が設置され、景観を損なうことなく多くの観客を受け入れることができます。さらに、スタジアムの構造は波打つ形の膜屋根を備えたテンセグリック構造で、美しいデザインが魅力的です。

競技の歴史

このスタジアムは、2001年に完成し、5月12日に初の試合が開催されました。約52,959人の観衆を記録し、スタジアム開設以来の最多観客数を誇ります。更に、2002年のFIFAワールドカップでは、静岡会場の一つとして3試合が行われ、国際的な注目を集めました。

複数の重要なイベントが行われている中でも、特に2019年のラグビーワールドカップはこのスタジアムの重要な歴史的瞬間となりました。日本代表がアイルランド代表を破るという快挙を成し遂げ、多くの観客を魅了しました。合計47,813人が観戦し、その試合は「Shizuoka shock（静岡の衝撃）」と称され、歴史に残る瞬間となりました。

イベントの開催

小笠山総合運動公園スタジアムでは、定期的に静岡国際陸上競技大会や全国高等学校サッカー選手権大会が開催されています。また、ジュビロ磐田のホームゲームの一部や、ジャパンラグビートップリーグの試合も行われるなど、地域のスポーツ振興に寄与しています。

過去には多くのアーティストによるコンサートも開催され、文化的なイベントの中心地としても機能しています。特に、Mr.ChildrenやEXILE、B'zなどの人気アーティストがライブパフォーマンスを実施し、多くのファンを楽しませています。

アクセス

アクセスも便利で、JR東海道本線の愛野駅から徒歩約15分と近く、また東名高速道路の掛川インターチェンジや袋井インターチェンジからも短時間で到着できます。大規模なイベント時にはシャトルバスも運行され、交通の利便性が高まっています。

まとめ

小笠山総合運動公園スタジアムは、スポーツと文化の両面から地域を支える重要な施設です。今後も多彩なイベントが期待され、地域の活性化に貢献し続けることでしょう。

もう一度検索