静岡県立こども病院

静岡県立こども病院について

静岡県立こども病院は、静岡市の葵区に位置する小児専門の医療機関です。この病院は地方独立行政法人静岡県立病院機構によって運営されており、小児救命救急センターおよび周産期母子医療センターとして正式に認定されています。病院の住所は静岡県静岡市葵区漆山860です。

この病院の周囲には、静岡県立中央特別支援学校や静岡県立静岡北特別支援学校、また国立病院機構静岡てんかん・神経医療センターなど、さまざまな医療や教育機関があります。これにより、地域医療及び教育において重要な役割を果たしています。

沿革の概要

静岡県立こども病院は、1977年4月1日に全国で6番目の小児専門病院として開院しました。その後、2009年4月には地方独立行政法人静岡県立病院機構に移管され、より効率的な経営を行う体制が整いました。

この移行は、県立病院の公共性を保持しつつ、運営の効率化を目指したもので、2006年に設置された県の諮問機関によって「一般地方独立行政法人とすることが望ましい」との答申が出されたことに端を発します。これに基づき、知事は独立行政法人化を推進し、2008年度の実施を目指しましたが、さらなる協議が必要とされ、一年延期となった経緯があります。

診療科目

病院には、様々な診療科が設けられ、専門的な医療が提供されています。特に小児救命救急センターと周産期母子医療センターは、緊急の医療ニーズに応えるための重点施設です。

交通アクセス

静岡県立こども病院へは、公共交通機関や自家用車でのアクセスが可能です。バスを利用する場合、静岡駅北口バスターミナルから5番乗り場のしずてつジャストライン「こども病院線」に乗車し、「こども病院」で下車します。所要時間は約27分ですが、日曜日と祝日には運行がありません。自家用車の場合は、静清バイパスの千代田上土インターチェンジから北へ約1.2kmの位置にあります。

ファシリティドッグの導入

静岡県立こども病院は2010年、日本初となるファシリティドッグを導入しました。これにより、入院中の子どもたちに精神的なサポートを提供し、治療環境を向上させています。

メディアでの取り上げ

静岡県立こども病院の医療活動は、テレビ朝日系列の特番「ドスペ! 小さな命の最前線　こども病院密着24時」において紹介されました。この番組は2006年2月4日に放送され、2005年8月から2006年1月にかけて密着取材が行われました。

在籍した人物

この病院には、様々な専門家が在籍しており、特に北條博厚氏は第3代院長および名誉院長として知られています。また、平井啓太氏は薬剤室の副主任薬剤師として活躍し、静岡県立大学の薬学部講師も務めています。

公式リンク

病院についての詳しい情報は、静岡県立こども病院の公式ウェブサイトでご確認いただけます。

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