静岡県立大仁高等学校

静岡県立大仁高等学校

静岡県伊豆の国市に所在した公立の高等学校、静岡県立大仁高等学校（しずおかけんりつおおひとこうとうがっこう）は、地元では「大仁（おおひと）」、または「仁高（ひとこう）」と呼ばれ、地域住民に親しまれていました。

概要

大仁高校は、2010年に隣接する伊豆市の静岡県立修善寺工業高等学校との統合により、静岡県立伊豆総合高等学校として新たにスタートしました。これにより、大仁高校は開校以来91年間の歴史に幕を閉じることとなりました。

学科

普通科

2009年度の入学生からは総合学科に改編され、2年次からは文理系の2系統、3年次からはビジネス教養、文系総合進学、国公立文系、私立理系、国公立理系の5系統に分かれるカリキュラムが組まれていました。

特徴

元々高等女学校として設立された背景から、長年女子校としての認識が強く、女子生徒が男子生徒よりも多いことが特徴でした。

部活動

多様な部活動が活発に行われていました。

運動部：弓道、野球、水泳、サッカー、男女バスケットボール、女子バレーボール、男女テニス
文化部：写真、放送、芸術、合唱、吹奏楽、茶華道、パソコン、国際交流、生活科学、自然科学

沿革

大仁高校の沿革は以下の通りです。

1919年 - 田方郡田中村外9箇村学校組合立大仁実科女学校として開校
1928年 - 静岡県立大仁高等女学校となる。
1948年 - 静岡県立大仁高等学校となる。
1949年 - 男女共学となる。
1955年 - 女子校となる。
1995年 - 再び男女共学となる。
2010年 - 大仁高校と修善寺工業高校が発展的に統合再編され、修善寺工高の校地に伊豆総合高等学校が発足。

主な出身者

小川富士枝 - 元宮城教育大学教授
三田村左智 - 医学博士

アクセス

伊豆箱根鉄道駿豆線大仁駅から徒歩8分

創立90周年記念事業

創立90周年を記念し、2009年10月12日から2010年3月31日まで伊豆箱根鉄道駿豆線でラッピング電車『大仁高アルバム電車』が運行されました。また、学校最寄りの大仁駅の発車メロディも校歌をアレンジしたものに変更されました。

跡地利用

高校跡地は、2017年4月に「伊豆の国市 市民交流センター」として新たに開設され、地域住民の交流拠点となっています。

関連項目

静岡県高等学校の廃校一覧

外部リンク

* 静岡県立大仁高等学校 - 閉鎖。（2011年7月16日時点のアーカイブ）

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