静岡県草薙総合運動場陸上競技場

静岡県草薙総合運動場陸上競技場の概要

静岡県草薙総合運動場陸上競技場は、静岡市駿河区に位置するレクリエーション施設で、陸上競技はもちろん、球技場としての利用もされています。この競技場は、静岡県が所有し、東京ドーム・東急・静鉄共同事業体が運営を行っています。

歴史的背景

この競技場は、1957年に開催された第12回国民体育大会のメイン会場として設立されました。それ以来、静岡県内の重要なスポーツ会場として使用されてきました。特に、静岡国際陸上競技大会のメイン会場としての役割は長く続き、近年では毎年恒例の静岡リレーカーニバルもここで行われています。さらに、2000年からはしずおか市町対抗駅伝もこの競技場をフィニッシュ地点としています。

1991年には、スーパー陸上が開催され、男子棒高跳びでセルゲイ・ブブカが当時の世界新記録を樹立するなど、歴史的な出来事も多くあります。また、日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）においては、清水エスパルス、ジュビロ磐田、藤枝MYFCがこの競技場で公式戦を行った実績があります。特に、1995年には福岡ブルックスがユニバーシアードの開催に伴い、ここで2試合を主催しました。

施設の特徴

この競技場は、日本陸上競技連盟から第1種公認を受けており、以下のような特徴があります：

• - トラック: 400mの周回トラックが8レーン設置されています。
• - フィールド: 106m×69mの天然芝フィールドがあり、広々とした競技スペースを提供しています。
• - 照明設備: 4基の照明塔が設置されており、最大照度は1000Lxです。
• - 収容人員: 最大28,000人を収容可能で、メインスタンドには屋根付きの座席が8,000人分用意されています。バックスタンドは芝生エリアで、さらに20,000人を収容できます。
• - トレーニング室: メインスタンド内には16m×19mのトレーニング室があります。

付帯施設

草薙総合運動場内には、他にも様々なスポーツ設備が整っています。補助競技場は日本陸上競技連盟から第3種公認を受けており、硬式野球場や軟式野球場、球技場、庭球場、体育館、水泳場など、多様なスポーツ活動が行える施設があります。

交通アクセス

この競技場へのアクセスは非常に便利で、静岡鉄道静岡清水線の県総合運動場駅から徒歩でアクセスできます。公共交通機関を利用することで、スムーズに競技場に到着することができます。

結論

静岡県草薙総合運動場陸上競技場は、スポーツイベントのハブとして、地域のアスリートや一般市民に利用されている重要な施設です。その歴史や多様な利用目的、アクセスの良さから、多くの人々に親しまれています。

もう一度検索