静岡県道401号・神奈川県道736号御殿場箱根線

静岡県道401号・神奈川県道736号御殿場箱根線

静岡県道401号・神奈川県道736号御殿場箱根線は、静岡県御殿場市茱萸沢から神奈川県足柄下郡箱根町仙石原に至る一般県道です。この道路は、県境の長尾峠を境に路線番号が変わり、静岡県側が401号、神奈川県側が736号となっています。

概要

この県道は、国道138号の旧道として、御殿場バイパスの旧道部分と乙女道路の旧道部分で構成されています。特に、長尾峠付近の区間は、乙女峠経由の国道138号新道がメインルートとなっているため、交通量は少なめです。しかし、富士山の美しい眺望が楽しめるため、観光客が訪れることもあります。

路線データ

起点: 静岡県御殿場市茱萸沢
終点: 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
路線延長: 18.1km
静岡県区間: 14.8km
神奈川県区間: 3.3km

沿革

国道時代

1910年（明治43年）9月30日：国道58号（東京ヨリ靜岡縣ニ達スル別路線）として国道に指定されました。
1912年（明治45年）1月：長尾峠に長尾隧道が開通しました。
1920年（大正9年）4月1日：国道指定から外れました。
1920年（大正9年）12月25日：国道特2号（神奈川縣足柄下郡温泉村ヨリ靜岡縣富士郡今泉村ニ達スル路線）となりました。
1952年（昭和27年）12月5日：国道特2号が廃止されました。
1953年（昭和28年）5月18日：二級国道138号富士吉田小田原線（山梨県富士吉田市 - 神奈川県足柄下郡温泉村）として指定されました。
この間に、乙女道路と並行する部分が国道指定から外れました。
1994年（平成6年）4月1日：御殿場バイパスと並行する部分が国道指定から外れました。

静岡県道時代

1920年（大正9年）4月1日：御殿塲湯本線（駿東郡御殿場町萩原 - 同郡富士岡村長尾峠県境）として静岡県道に指定されました。
この間に、静岡県道393号深沢仙石原線となりました。
1994年（平成6年）4月1日：静岡県道401号御殿場箱根線として指定されました。
2007年（平成19年）9月6日：台風9号の影響で、長尾峠から御殿場側の区間が通行止めとなり、同年12月まで続きました。

神奈川県道時代

1920年（大正9年）4月1日：箱根御殿場線（足柄下郡箱根村 - 足柄下郡仙石原村県境）として神奈川県道に指定されました。
1953年（昭和28年）2月10日：箱根御殿場線（整理番号93）として指定されました。
1988年（昭和63年）4月1日：神奈川県道深沢仙石原線として指定されました。
この間に、神奈川県道736号深沢仙石原線となりました。
1994年（平成6年）4月1日：神奈川県道736号深沢仙石原線が廃止され、同日付で神奈川県道736号御殿場箱根線として指定されました。
2019年（令和元年）10月12日：令和元年東日本台風により、国道138号交点から静岡県境（長尾峠）までの全線が通行止めになりましたが、同年12月18日に規制解除されました。

地理

通過する自治体

静岡県
御殿場市
神奈川県
足柄下郡箱根町

交差する道路

静岡県御殿場市

国道138号（御殿場バイパス） - ぐみ沢上交差点
国道246号（裾野バイパス） - ぐみ沢交差点
静岡県道394号沼津小山線 - 湯沢交差点
御殿場線 - 陸橋
東名高速道路（御殿場IC） - 東田中交差点
東名高速道路 - 陸橋
国道138号（御殿場バイパス、乙女道路） - 深沢西交差点
この間、国道138号との重複区間
国道138号 - 深沢東交差点
箱根スカイライン - 名称なし交差点
長尾峠 - 長尾隧道

神奈川県足柄下郡箱根町

長尾峠 - 長尾隧道
国道138号（乙女道路） - 名称なし交差点

峠

長尾峠

脚注

この県道は、過去に国道として指定されていた歴史を持ち、その変遷が興味深い道路です。現在は、主要な交通路としての役割は国道138号に譲っていますが、富士山の眺望を楽しむ観光ルートとしての価値があります。また、歴史的な道としての側面も持ち合わせています。

関連項目

静岡県の県道一覧
* 神奈川県の県道一覧

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