静岡硬式野球倶楽部

静岡硬式野球倶楽部

静岡硬式野球倶楽部（しずおかこうしきやきゅうくらぶ）は、静岡県静岡市を本拠地として活動する社会人野球のクラブチームです。日本野球連盟に加盟し、地域に根ざしながらも、全国の舞台での活躍を目指しています。

設立と歩み

チームの歴史は、1981年に「静岡クラブ」としてスタートしました。当時のチームは、静岡県立静岡商業高等学校や静岡県立静岡高等学校といった、地元の強豪校の硬式野球部OB選手たちが中心となって結成され、硬式野球への情熱を持つ選手たちが集う場として発足しました。

その後、チームは活動を継続する中で、1989年に現在の名称である「静岡硬式野球倶楽部」へと改称しました。現在のチームを構成する選手のほとんどは、地元静岡県の高校や大学を卒業した選手たちであり、地域との繋がりを大切にしています。また、選手自身が主体となってチームを運営するスタイルをとっており、まさに「硬式野球を愛する選手運営」を体現しています。

主な成績

静岡硬式野球倶楽部は、社会人野球の主要な全国大会において、輝かしい実績を残しています。

全日本クラブ野球選手権大会
クラブチーム日本一を決定するこの大会には、これまでに9回出場しています。特に印象深いのは、1988年に初めて決勝に進出し準優勝を果たしたことです。そして、その二年後の1990年には、チームにとって初の優勝を達成し、全国の頂点に立ちました。その後も2003年に再び決勝に進出し、準優勝という成績を収めるなど、通算で1度の優勝と2度の準優勝を記録しています。

ナショナルクラブベースボールシリーズ
地域大会を勝ち抜いたチームが出場するこの大会にも、過去2回出場しています。2006年には、見事優勝を果たしており、全国の舞台で再びその実力を証明しました。

その他、2006年には中日本クラブカップでの優勝経験もあります。

長年にわたり、地元静岡の野球界を牽引する存在として活動を続ける静岡硬式野球倶楽部。全日本クラブ野球選手権での優勝という歴史的な快挙をはじめ、数々の実績を残してきました。硬式野球を愛する選手たちの手によって運営されるこのチームは、これからも静岡の地で野球の灯をともし続け、新たな歴史を刻んでいくことでしょう。

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