面白山高原駅

面白山高原駅の概要

面白山高原駅（おもしろやまこうげんえき）は、山形県山形市に位置する東日本旅客鉄道（JR東日本）仙山線の駅です。この駅は仙山トンネルの山形県側出口の近くにあるため、アクセスが非常に便利です。駅周辺には自然豊かな環境が広がっており、訪れる人々に癒しのひとときを提供します。

駅の歴史

面白山高原駅の歴史は1937年にさかのぼります。当初は「面白山仮乗降場」として開業しましたが、1969年には「面白山臨時乗降場」に変更されました。1987年の国鉄分割民営化以降は、東日本旅客鉄道に属する駅となり、同年12月には待合室が完成し「面白山高原」という愛称が付けられました。1988年には臨時駅から常設駅に改称され、営業キロが設定されるようになりました。その後、2004年からは快速列車全てが停車するようになり、一時的に着実に利用者が増えていきました。

しかし、近年は利用者が次第に減少し、2022年には雪対策のため一部の列車が通過する情報が流れるなど、運行形態に変化がありました。2023年に入ってからは、早朝と深夜の一部の列車が通年で通過することとなり、駅の利用はさらに制限されています。駅の営業スケジュールや運行状況が変化しているため、訪れる際には事前に確認が必要です。

駅の構造

この駅の構造はシンプルで、単式ホームが1面1線という形になっています。無人駅でありながら、居心地の良い木造平屋建ての待合室が設置されています。かつては停車する列車が一部トンネルに停車することもありましたが、今は6両編成に対応するためにホームの延長が行われ、利便性が向上しています。駅舎は存在しないため、慎重に待合室を活用して時間を過ごすことになります。

利用状況と周辺観光

面白山高原駅は、自然や観光名所が豊富な地域にあり、特にスキーやトレッキングを楽しむための拠点とされています。駅周辺には「スノーパーク面白山」や「面白山コスモスベルグ」といった観光スポットがあります。これらは冬季のスキーシーズンや夏季の花チェックを楽しむ絶好の場所です。しかし、スノーパークは2009年以降営業を休止していますので訪れる際には注意が必要です。

加えて、紅葉川渓谷や藤花の滝といった美しい自然景観も広がっており、特に紅葉の時期には多くの観光客が訪れます。さらに、森の散策やトレッキングを楽しむためのコースも整備されていますが、11月中旬から4月中旬までは閉鎖されるため、事前確認が求められます。

最寄りの駅

面白山高原駅の隣には奥新川駅があり、JR仙山線を利用しての移動が可能です。快速列車は当駅を通過しますが、普通列車は一部が停車しますので、上手に活用してください。駅周辺の魅力を楽しむために、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

もう一度検索