韓国経済党

韓国経済党の概要

韓国経済党（かんこくけいざいとう）は、2016年3月21日に設立された韓国の保守政党です。党は、元国連事務総長である潘基文（バン・ギムン）を次期大統領候補として支援する親潘統一党として活動を開始しました。結成当初、党は第20代総選挙において小選挙区で2名、比例代表で4名の候補者を立てましたが、残念ながら当選者を出すことができず、結果的に選挙での敗北を喫しました。

この敗北を受け、党は2016年11月29日に党名を親潘国民希望連合に変更。さらに、2017年には潘基文が第19代大統領選挙への立候補を辞退する意向を示したことに伴い、党名を国民希望党に改名しました。これにより、党の方向性が再定義されることとなりました。

その後、党名は再度変更され、2017年4月には経済愛国党と名乗ることになります。その際、党は大統領候補としてハハグループの会長である呉永國（オ・ヨングク）を選出しましたが、結果は厳しく、韓国の大統領選挙史上最少の得票数である6,040票にとどまりました。

大統領選以降、経済愛国党はあまり注目を集めず、活動は縮小していきました。しかし、2019年10月29日には党名を国民希望党に戻し、保守政党への転換を図ります。これに続き、2020年3月2日には「再建」という名目で現在の韓国経済党に再度党名を変更しました。

第21代総選挙を控えた2020年3月27日、未来統合党の元党員である李恩宰（イ・ウンジェ）が入党したことにより、韓国経済党は国会に議席を有する政党となります。しかし、2020年4月15日に実施された第21代総選挙では、予想に反して改選前の議席をすべて失い、大きな敗北を喫しました。この結果により、党は議会における議席を持たない、影響力の少ない政党へと転落しました。

以降、韓国経済党は数々の困難を抱えることとなり、その存在感が薄れていく状況にあります。新しい党員の加入や政策の見直しなど、今後の動向に注目が集まっています。保守政党としての立場を模索し続ける中で、何らかの改革や再生が期待されるところです。

もう一度検索