音咲いつき

音咲いつき：宝塚歌劇団から新たな舞台へ羽ばたく女優

音咲いつき（おとさきいつき）さんは、1992年6月27日生まれ、神奈川県藤沢市出身の女優です。宝塚歌劇団星組に所属し、娘役として華麗な舞台を数多く彩りました。愛称は「いーちゃん」「まい」「音ちゃん」で親しまれ、165cmの長身とチャーミングな笑顔が魅力です。

2008年、宝塚音楽学校に入学。2010年には宝塚歌劇団96期生として入団。初舞台は月組公演『THE SCARLET PIMPERNEL』で、男役として鮮烈なデビューを飾りました。その後、星組に配属され、様々な舞台で経験を積んでいきます。

星組男役時代には、『ロミオとジュリエット』『オーシャンズ11』『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』など話題作への出演が続きました。新人公演では、稀鳥まりやさんや天寿光希さんらスターの役を演じるなど、高い演技力と将来性を認められていました。バウホール公演や全国ツアーにも参加し、着実に舞台経験を積み重ねていきました。

2017年8月7日、娘役へと転向。新たな魅力を開花させます。転向後も、多くの舞台で活躍。2018年にはショー『Killer Rouge』でエトワールに抜擢され、その実力を遺憾なく発揮しました。『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』では、傀儡師役を演じ、高い表現力で観客を魅了しました。

星組娘役時代には、『ベルリン、わが愛』『霧深きエルベのほとり』『GOD OF STARS -食聖-』『ロックオペラ モーツァルト』『ロミオとジュリエット』など、様々なジャンルの作品に出演。それぞれで異なる魅力を見せ、幅広い役柄を演じ分けました。また、ディナーショーへの出演や、宝塚舞踊会、タカラヅカスペシャルなどのイベントにも参加し、多方面で活躍しました。

2023年8月27日、東京宝塚劇場で行われた『1789-バスティーユの恋人たち-』東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団。数々の名場面、そして多くの思い出を残して、宝塚を巣立ちました。

退団後も、女優としての道を歩み続けます。2025年には、『星の王子さま』、『TARKIE〜伝説の女たち〜』への出演が予定されており、今後の活躍が期待されています。宝塚歌劇団での経験を活かし、新たな舞台で更なる輝きを放つ音咲いつきの今後の活動に注目しましょう。

彼女の経歴を紐解くと、宝塚音楽学校から宝塚歌劇団への入団、男役から娘役への転向、そしてエトワールへの抜擢など、常に挑戦を続け、成長を遂げてきたことがわかります。持ち前の明るさと努力によって、数々の困難を乗り越え、多くのファンを魅了してきた彼女のキャリアは、まさに輝かしいものと言えるでしょう。今後の活躍から目が離せません。

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