音羽町 (名古屋市)

音羽町（おとはちょう）

音羽町は、かつて愛知県名古屋市中区に存在した町名です。この地名は、1878年（明治11年）に東片町から改称される形で誕生しました。

歴史

沿革

1878年（明治11年）12月20日 - 東片町を改称し、名古屋区音羽町となりました。
1889年（明治22年）10月1日 - 名古屋市が成立したことに伴い、名古屋市音羽町となりました。
1908年（明治41年）4月1日 - 中区が成立したことに伴い、同区音羽町となりました。
1913年（大正2年）1月23日 - 町内にあった旭廓から失火があり、72戸が焼失する火災が発生しました。
1969年（昭和44年）10月21日 - 住居表示が実施されたことに伴い、音羽町は廃止され、大須一丁目および大須二丁目に編入されました。


音羽町は、名古屋市の区制や住居表示の変遷の中で、その姿を変えていきました。明治時代から昭和時代にかけて存在したこの町は、その短い歴史の中で、人々の生活の場であり、時には火災に見舞われることもありました。

施設

旭廓

音羽町には、かつて旭廓という施設がありました。しかし、1913年（大正2年）に発生した火災により、大きな被害を受けました。

参考資料

名古屋市会事務局 編『名古屋市会史 別巻第2 総合名古屋市年表（大正編）』名古屋市会事務局、1963年3月10日。全国書誌番号:49011382。
福岡清彦『中区の町名』名古屋市中区役所、1976年。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。

関連項目

* 名古屋市の地名



この解説では、音羽町の歴史的変遷と、町内にあった旭廓について触れました。音羽町は、現在はその名前こそありませんが、名古屋市の歴史の一部として記憶されています。

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