須永英輝

須永 英輝 - 元プロ野球選手の経歴と特徴

須永英輝（すながひでき）は1985年10月28日、東京都荒川区で生まれた元プロ野球選手です。ポジションは左投手で、左打ちで知られています。彼のキャリアは高校野球から始まり、埼玉県の浦和学院高校での輝かしい実績を持っています。

高校時代の活躍

須永は2001年に浦和学院高校に進学し、1年生からチームの一員として夏の甲子園に出場しました。彼は2学年上の先輩が引退した後、1年秋からエースピッチャーとして活躍し、甲子園で通算63奪三振を記録しました。特に2002年春の選抜大会では、平安高校に勝利し、ベスト8進出を果たしますが、準々決勝では報徳学園高校に惜敗。しかし、同年の夏の選手権大会では再び報徳学園と対戦し勝利し、盛り返したものの、2回戦では川之江高校にサヨナラ負けを喫しました。

2003年の選抜大会では、21世紀枠の隠岐高校に勝利を収めたものの、続く智弁和歌山高校戦では延長戦で敗れ、夏の甲子園も聖望学園にサヨナラ負けしてしまいました。このような経験を経て、プロ入りを目指しました。

プロ入りと日本ハム時代

2003年のプロ野球ドラフトでは、巨人入りを強く希望していた須永ですが、実際には北海道日本ハムファイターズから2位指名を受け、入団することになりました。彼は2004年にデビューし、イースタン・リーグで6勝を挙げたものの、1軍では厳しい結果が続きます。特に、初先発で7失点した試合は苦い思い出であり、以降は悩みながら成績を重ねました。

2009年には再び1軍に戻り、主にワンポイントとして登板するようになりますが、安定した成績を残せず、2010年には防御率が7点台にまで落ち込みました。同年11月に読売ジャイアンツに移籍します。

巨人時代の低迷

巨人に移籍後は一軍登板がなかったものの、二軍ではセットアッパーを務めましたが、2012年に左ひじの手術を受けるなど、不運が続きました。2014年に一軍に復帰しましたが、1/3回で3失点を喫し、再度二軍へ降格。

第二次日本ハム時代と引退

2015年に再び北海道日本ハムファイターズにトレードで戻りますが、そのシーズンも登板機会はありませんでした。最終的に2016年シーズンで戦力外通告を受けた後、引退を決意します。引退後も、日本ハムの球団スタッフとしての道を歩み、現在はジュニアチームの監督を務めています。

投球スタイルと成績

須永は特徴的な速球に加え、スライダーやフォークを駆使する投手として知られていました。彼の球速は140km/h前半で、細かな制球力が求められる左腕でした。

彼の選手としての記録は次の通りです：初登板、初先発は2004年の千葉ロッテマリーンズ戦であり、その後のキャリアはトレードや故障による影響を受けながらも、野球人生を全うしました。背番号は主に13番を背負い、数度の変更を経て、キャリアを終えました。

須永英輝は競技者としての厳しい道のりを乗り越えた選手であり、現在は若い選手を育てる立場となっています。

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