風とRAINBOW/この手を伸ばせば

GARNET CROW「風とRAINBOW／この手を伸ばせば」

GARNET CROWの24枚目のシングル『風とRAINBOW／この手を伸ばせば』は、2007年2月21日にリリースされました。このシングルは、GARNET CROWにとって初の両A面シングルであり、異なるジャケットと収録曲順で2つのバージョンが同時に発売されたことが特徴です。

概要

このシングルは、『風とRAINBOW／この手を伸ばせば』（GZCA-4087）と『この手を伸ばせば／風とRAINBOW』（GZCA-4088）の2種類が発売されました。両A面として、2曲ともテレビアニメ『メルヘヴン』のテーマソングに起用されています。特に「風とRAINBOW」はオープニングテーマ、「この手を伸ばせば」はエンディングテーマとして、アニメの世界観を彩りました。このシングルは、GARNET CROWのシングルとして、メルヘヴンのテーマソングの中で最大の売上を記録しました。

2つのバージョンの違い

2つのバージョンは、収録曲の順序、CDジャケット、CDレーベルデザインが異なります。複数種類の作品が同時に発売されるのは、デビューシングル「Mysterious Eyes」「君の家に着くまでずっと走ってゆく」以来、約7年ぶりのことでした。また、店舗限定で2種同時購入者には7周年記念ステッカーが配布されました。

裏ジャケットは、アニメ原作者である安西信行氏によるGARNET CROWのイラストが使用されています。「風とRAINBOW／この手を伸ばせば」はカラー、「この手を伸ばせば／風とRAINBOW」はモノクロに赤の色が使用されています。メンバーのAZUKI七さんのリクエストにより、イラストには『メルヘヴン』に登場するゾンビタトゥーが描かれています。

楽曲について

両A面シングルであるため、2曲ともプロモーションビデオが制作されました。「風とRAINBOW」は、フルバージョンとTV Editでアレンジが異なり、TV Editの方がラテン色が強いのが特徴です。AZUKI七さんによると、「風とRAINBOW」は7色とGARNET CROWの7周年をかけてRAINBOWというシチュエーションで作られたとのことです。

批評

CD Journalのレビューでは、両曲ともにサビが印象的な楽曲と評価されています。「風とRAINBOW」はラテン風ロックであり、ボーカルの歌い方から無機質な社会の様が表現されていると評されました。一方、「この手を伸ばせば」は美しいバラードとして評価されています。

収録曲

風とRAINBOW／この手を伸ばせば

1. 風とRAINBOW
2. この手を伸ばせば
3. 廻り道
4. 風とRAINBOW (TV Edit)
5. 風とRAINBOW (Instrumental)
6. この手を伸ばせば (Instrumental)

この手を伸ばせば／風とRAINBOW

1. この手を伸ばせば
2. 風とRAINBOW
3. 廻り道
4. この手を伸ばせば (TV Edit)
5. この手を伸ばせば (Instrumental)
6. 風とRAINBOW (Instrumental)

収録アルバム

風とRAINBOW
LOCKS
THE BEST History of GARNET CROW at the crest...
THE ONE 〜ALL SINGLES BEST〜
この手を伸ばせば
LOCKS
THE BEST History of GARNET CROW at the crest...
THE ONE 〜ALL SINGLES BEST〜
GARNET CROW BEST OF BALLADS
廻り道
* GOODBYE LONELY 〜Bside collection〜

『風とRAINBOW／この手を伸ばせば』は、GARNET CROWの新たな一面を見せる意欲作であり、アニメファンだけでなく、GARNET CROWの音楽性を深く知る上で欠かせない作品と言えるでしょう。

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