AZUKI七

AZUKI七（アズキ なな）は、1999年から2013年まで人気を博した音楽ユニットGARNET CROWのメンバーとして知られる、日本の才能あふれる作詞家、作家、写真家、詩人、そしてキーボーディストです。ビーイングに所属し、その創造性豊かな活動で多くのファンを魅了してきました。

彼女は幼少期からピアノに親しみ、音楽の素養を育みました。大学卒業後、作詞家としてのキャリアをスタートさせ、WANDSやFIELD OF VIEW|FIELD_OF_VIEWなどのアーティストに作品を提供。GARNET CROWでは、その独特な歌詞の世界観とキーボード演奏で、バンドの音楽性を大きく彩りました。

AZUKI七の作詞の特徴は、無常観、寂寥感、死といった観念的なテーマを扱い、独特の言葉選びや表現を用いる点にあります。歌詞には、キリスト教や仏教などの宗教、神話からの影響が見られ、深遠な世界観を構築しています。また、文学や絵画などの芸術作品からの引用も多く、歌詞に豊かな彩りを与えています。彼女は、中村由利の歌声からインスピレーションを受けて作詞することが多く、歌詞の解釈は聴き手に委ねるというスタンスを取っています。

読書家としても知られ、幅広いジャンルの本を愛読しています。また、スキー、ダイビング、テレビゲーム、コスプレ、陶芸、釣り、イタリアン料理、登山、アーチェリーなど、多岐にわたる趣味を持ち、その豊かな経験が彼女の作品に深みを与えています。写真撮影にも造詣が深く、CDジャケットや著書でその作品を見ることができます。

GARNET CROW解散後も、MEGへの作詞提供など、アーティストとしての活動を続けていましたが、2023年にはRainy.へ10年ぶりに作詞提供を行い、再び注目を集めました。この楽曲は、人気アニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマに起用され、幅広い層に彼女の才能が再認識されるきっかけとなりました。

彼女の作品は、詩集『80,0』やGARNET CROWのジャケット写真など、多岐にわたります。作詞家としてだけでなく、写真家としてもその才能を発揮し、独自の表現世界を追求しています。

AZUKI七は、その多才な才能と独特な世界観で、日本の音楽シーンに確かな足跡を残しています。今後の彼女の活動から目が離せません。

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