風に吹かれて (森高千里の曲)

森高千里「風に吹かれて」：新たなスタートを飾った、初のオリコン1位獲得曲

「風に吹かれて」は、1993年10月11日に森高千里が発表した20枚目のシングルです。この楽曲は、彼女にとって重要なターニングポイントとなる作品であり、初のオリコンシングルチャート1位を獲得しました。また、所属事務所であるアップフロントグループとワーナーミュージック・ジャパン（WMJ）が共同出資して設立したワン・アップ・ミュージック（現：アップフロントワークス）への移籍後、初のシングルでもあります。

楽曲の背景

森高千里は、1993年5月にワン・アップ・ミュージックへ移籍。しかし、「風に吹かれて」のCDコードは、販売元であるWMJのもの（WPDL-）が採番されています。これは、移籍後初のシングルでありながらも、旧来の販売体制が一部残っていたことを示唆しています。

歌詞の魅力

「風に吹かれて」の歌詞は、大分県の湯布院の美しい街並みをモチーフにしています。風光明媚な景色が目に浮かぶような情景描写が、楽曲の魅力を高めています。森高千里自身が作詞を手がけており、彼女の感性が光る作品と言えるでしょう。

カップリング曲「九州育ち」

カップリングには、「九州育ち」が収録されています。この楽曲はアルバム未収録であり、森高千里が九州出身であることが歌詞のモチーフとなっています。彼女のルーツを感じさせる、貴重な一曲です。

収録アルバムとカラオケ

「風に吹かれて」は、ベスト・アルバム『STEP BY STEP』や『DO THE BEST』にも収録されています。また、森高千里のシングルとしては初めて、タイトル曲のカラオケバージョンが収録されたことも特筆されます。

楽曲情報

タイトル: 風に吹かれて
アーティスト: 森高千里
リリース日: 1993年10月11日
作詞: 森高千里
作曲・編曲: 斉藤英夫
タイアップ: 全日空「ラ・九州」キャンペーンソング

演奏

風に吹かれて

森高千里：ドラムス
斉藤英夫：ベース、シンセサイザー、タンバリン

九州育ち

森高千里：ドラムス
斉藤英夫：ベース、ギター、シンセサイザー、タンバリン、コーラス
* 斉藤英夫、松尾弘良、高橋諭一、高橋淳：アコースティックギター

まとめ

「風に吹かれて」は、森高千里のキャリアにおいて重要な意味を持つ楽曲です。初のオリコン1位獲得、移籍後初のシングル、湯布院をモチーフにした歌詞など、様々な要素が重なり合い、彼女の代表作の一つとなりました。今もなお多くのファンに愛され続けている名曲です。

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