風童じゅん

風童じゅん

風童じゅんは、日本の漫画家であり、月刊少年マガジンを中心に活躍しています。1990年に「最終楽章からはじめよう」で月刊少年マガジン新人賞に入賞し、漫画家としてのキャリアをスタートさせました。

経歴

1992年、『月刊少年マガジン』にてF1を題材とした「HAYATE」でデビュー。当時のF1ブームも相まって人気を博しました。その後も同誌で連載を続け、テニス漫画「GUT's」は全17巻、自転車漫画「バイキングス」は全8巻と、長期連載となる人気作品を生み出しました。

近年では、スキマにて「しょくだま」「そら色ウォール」などの作品を発表しています。

人物

風童じゅんは、大のF1ファンであり、特にナイジェル・マンセルのファンであることは有名です。草野球のユニフォームの背番号をマンセルのカーナンバーと同じ「5」にし、さらに赤字で表記するほどの熱狂ぶりです。

「HAYATE」連載中にアイルトン・セナの事故死という悲劇が起こり、作中でどのように扱うか苦悩したエピソードは、多くのファンに知られています。ファンからの「作品内だけでも生かし続けてほしい」という声に対し、風童は苦渋の決断の末、セナの事故死を描写しました。その理由として、「偽りのセナを平然と生かし続けることは、セナを尊敬する人間のひとりとして、どうしても許せなかった」と語っています。また、同じレースで事故死したローランド・ラッツェンバーガーについても触れています。

セナとは、鈴鹿サーキットの記者会見場で偶然隣に座ったことがあり、その際にツーショット写真を撮影しています。

自らを「チャリバカ」と称するほどの自転車好きであり、かつて埼玉県内に作業場を構えていた際は、自宅、作業場、講談社への移動に自転車を利用していました。毎年「シマノ鈴鹿ロードレース」に参戦していますが、なかなか良い結果に恵まれていないようです。

辛いものが好物で、海外産の激辛スパイスを愛用するほどです。カレーも好物で、CoCo壱番屋の『ココイチイヤースプーンプロジェクト』では毎年スプーンを集めています。

漫画家仲間との交流も深く、かつてアシスタントをしていたとだ勝之とは、現在も公私にわたりサポートし合っています。

フランス料理が苦手という意外な一面も持ち合わせています。その理由は「いっぺんに持ってこないから」という独特なものでした。

公式サイトの掲示板では、書き込んだ人全員にコメントを返信したり、オフ会を開催するなど、ファンとの交流も大切にしています。

作品リスト

HAYATE（1992年 - 1997年）
GUT'S（1998年 - 2003年）
バイキングス（2006年 - 2008年）
しょくだま（2017年 - ）
そら色ウォール（2018年 - ）

師匠

とだ勝之
八神ひろき

アシスタント

なかざき冬
宮崎かずしげ
後藤伸正
飛永宏之
田畑由秋

外部リンク

エフステ（風童じゅんHP）
風童じゅん (@fudo_official) - X（旧Twitter）

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