風間杜夫

風間杜夫（かざま もりお）

風間杜夫（本名：住田知仁）は、1949年4月26日に東京都世田谷区三軒茶屋で生まれた、日本を代表する俳優である。子役としての経歴を持ちながら、その後も多岐にわたる舞台、映画、テレビドラマで活躍を続け、さらには声優や麻雀界でもその名を轟かせている。

略歴と子役時代

風間は8歳で児童劇団『東童』に入団し、東映児童演劇研修所の一期生として、数々の作品に出演。特に1960年代から1970年代にかけては、多くの日本映画に子役として登場し、広く知られる存在となる。子供時代には、撮影所に通う日々が続き、ついには他の子供たちよりも早く「俳優を一生の仕事にする」ための選択を迫られることになる。13歳で子役を辞めた後は、一般の学生生活を送る。

役者としての再出発

早稲田大学に進学し演劇を学ぶも中退し、1971年に劇団「表現劇場」を設立。若手の仲間たちとともに特撮テレビドラマ『仮面ライダーV3』のアトラクションショーで全国を巡る。その後、1972年には日活ロマンポルノで「風間杜夫」の名でデビューし、数多くの作品に出演。1974年には大河ドラマ『勝海舟』でテレビ初出演を果たし、1976年には『娘たちの四季』でレギュラーを獲得。その後、つかこうへいの作品に多く出演し、自身の演技力を磨いていく。

映画とテレビドラマでの活躍

風間は1977年の『蒲田行進曲』で大きな注目を集め、その後は1983年の『スチュワーデス物語』で人気を得るなど、様々な役柄で幅広い演技力を発揮。声優としても活躍し、アニメ『安寿と厨子王丸』や『X-Files』でのモルダー役など多様なキャラクターを演じる。

幅広い活動

風間の俳優活動の他にも、麻雀の腕前が知られ、麻雀番組『THEわれめDEポン』での活躍は特に有名である。さらに落語にも取り組んでおり、2006年には自身の落語会を開催している。

2002年には北京での一人芝居『カラオケマン』の公演が成功を収め、2020年には菊田一夫演劇賞を受賞するなど、長年の努力が評価されている。2023年には旭日小綬章を受章し、日本のエンターテインメント界における地位を確立した。

まとめ

風間杜夫は、子役からスタートし、多くの才能を発揮してきた日本の俳優であり、彼の多彩な業績は、長年にわたり日本の文化に大きく寄与している。今後のさらなる活動にも期待が寄せられる。

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